まさに神ガジェット 圧倒的な薄さと軽さ、AI搭載の電子メモ『iFLYTEK AINOTE 2』が会議の常識を変える
自宅や遠隔地からのリモートコミュニケーションが普及してきた一方で、だからこそ対面でのミーティングの価値も見直されているのが今のビジネスシーンだ。リモートにはリモートの、対面には対面の良さというものがある。
特に会議や打ち合わせは対面の方が好まれる傾向にある。ならば、時間がかかりがちな議事録作成の効率化は、仕事そのものの生産性もアップするといえるのでは?
そこで活躍するのが、iFLYTEKの電子ペーパー『AINOTE 2』だ。iFLYTEKは仕事の生産性をアップさせる様々なガジェットを手掛けているが、本モデルは機能性とハードウェアの完成度、その両面が高いレベルで融合している。
信じられないほど軽い、なのに大画面
なんといっても『AINOTE 2』は、その大画面が素晴らしい。10.65インチE-inkクロススクリーンというディスプレイサイズは、従来機『AINOTE Air 2』のディスプレイが8.2インチであったことを思えば劇的な進化といえる。
一般的に、ディスプレイのサイズがアップすると「厚みも増えたんでしょ?」と思うことだろう。だが『AINOTE 2』はそうではない。
『AINOTE 2』の厚みは、公称値で4.2mm。『AINOTE Air 2』の厚みが6.5mmだったから、まさかの薄型化に成功しているのだ。まるでiPhone Airを思わせるこの薄型ボディに、筆者はとても驚かされた。
筆者所有の14インチノートPCと比較してみると、そのサイズ差は歴然。『AINOTE 2』の重量はわずか295gで、どんなノートPCよりも軽量だ。もし会議に持っていくとなると、どちらの方が手軽なのかは考えるまでもないだろう。
薄型化に成功した要因として、『AINOTE Air 2』からいくつかの要素をオミットしたことも関係しているだろう。機能面ではスピーカー、文書スキャン用カメラ、読書灯などが省かれているが、CPU性能やメモリ容量などはアップしている。本当に必要な機能だけを選抜することで、この軽さと大画面を両立させたのだろう。
大画面がもたらす快適な書き味
大画面化による最大のメリットは、やはり書きやすさ・読みやすさだ。『AINOTE 2』の寸法は247mm×178mmで、B5サイズの紙を扱っている感覚に近い。筆記時に手が不安定になるといったこともなく、電子ペーパーに慣れていない人でも快適に扱えるだろう。
メモやノート、スケジュールなど、あらゆる筆記タスクをこなせるが、電子メモならではの使い方としては「録音とリアルタイム文字起こし」機能だろう。4つの内蔵マイクが的確に音声を拾い、ノート上に文字起こししていく。さらに録音しながら筆記もできるため「発言を振り返りつつメモを取る」といった、なんとも未来的なフローも可能だ。対応言語は15種類。
また、筆記体験を語る上ではペンの使い心地も重要。こちらも『AINOTE Air 2』からハードウェアレベルで変更が入っている。
本機のためにフルカスタム設計されたスマートペンになっており、充電不要で利用可能。強力なマグネットで本体側面に吸着するため、常にセットで持ち歩ける。ザラリとして質感も心地よく、この滑りにくさが書きやすさに拍車をかけているといえるだろう。
CPUの性能向上に伴い、筆記時の筆跡遅延も改善している。「書いたのに反映されるのが遅い」といった事態は一切ない。ペンの頭側は消しゴムになっており、こちらも直感的に線を消すことができた。
手書きの文字をテキスト化する独自技術である「手書きの正則化」も、乱筆気味な筆者の字でも問題なく動作してくれた。長時間の会議においては、録音内容を要約してくれるチャットGPTを活用した「議事録作成」機能が大いに役立つだろう。
毎日使いたくなる、細かな配慮
電子ペーパーはタブレットやノートPCよりも軽いのが利点だが、例えば視野角の広さも利点のひとつ。斜めから見た際も見やすく、光の反射にも強い。まぶしさを感じることがないため、電子書籍を読むにもうってつけだろう(広大なディスプレイサイズも活かせる!)。
個人的に気に入っているのは、背面に設けられた4つのゴムパッドだ。地味な点かもしれないが、このゴムパッドのおかげでデスクに置いてもズレにくくなっている。こうした細かなアイデアが、本機全体の筆記体験の快適さに繋がっているのだろう。
『AINOTE Air 2』は専用カバーを着けて運用していたが、カバー分の厚みが増えてしまうのはデメリットでもあった。もし筆者が『AINOTE 2』を使うなら、薄さを最大限に活かすためにカバーはなしで使いたい。この薄さならバッグのPCスリーブにノートPCと一緒に入れることもできるし、あるいは紙の資料と一緒にクリアファイルにまとめてしまうのも良いだろう。また、今回のシステムではGMS認定を獲得し、Google Playに対応。アプリを自由にインストールできるので、より生産性は高まるだろう。
毎日使いたくなる、電子ノートの完成形
軽くて大画面な『AINOTE 2』。とてもシンプルな要素ではあるが、これこそが使いやすさに直結する要素でもある。特に電子ノートの場合は「書きたくなること」が重要で、画面の広さは筆記時のストレスに直結する。筆者としては、よくぞこの方向に進化してくれたという気持ちだ。
しかもそのノートには、リアルタイム文字起こし機能に要約機能、スケジュール管理や電子書籍の閲覧機能まで入っているときた。タブレットにはないフットワークの軽さを活かせば、あらゆる業務の助けになるだろう。アプリ連携を使えば、筆記したノートをスマホなどから管理することも可能だ。
『AINOTE 2』は、会議でのあなたの生産性を大きく拡張する、優秀な秘書になるだろう。打ち合わせやインタビューなど、話しながら書くような場面は、AI時代になってもまだ多い。そんな時に重いノートPCではなく軽やかな『AINOTE 2』を使えば、アイデアだって軽快になるはずだ。
●参考資料
https://www.makuake.com/project/iflytek_ainote2/