登録者146万人のYouTuber、JAXAの食堂「宙飯屋」に密着 宇宙開発を支える料理に視聴者興奮
9月7日に、YouTuberの「食えもん」がチャンネルを更新。種子島宇宙センターにあるJAXAの食堂に密着する動画を投稿した。
「食えもん」は、地域に根付いた日本の飲食店を世界に広めるために活動しているYouTuber。これまで、屋台や刑務所、小学校の給食などさまざまな場所に訪れてインタビューを行なってきた。海外から視聴しているファンも多く、2025年9月時点のチャンネル登録者は146万人を誇っている。
今回の動画では、人工衛星や補給機などを飛ばしている種子島宇宙センターを訪問。JAXAの食堂「宙飯屋」をインタビューし、職員たちが普段どのような料理を食べているのか調査していた。
この日の日替わりランチはチキンステーキで、油をたっぷりひいたフライパンに皮のほうから鶏肉を入れ、こんがりと焼いている。さらに、焼いた鶏肉はオーブンに入れてじっくりと火を通していた。日替わりランチにはキャベツの千切りやトマト、ポテトサラダ、味噌汁なども付いており、満足感のある定食が完成している。
実際に食べている職員にインタビューすると「毎日使ってます。とても美味しいので」とコメント。人気なのか日替わりランチがすぐになくなってしまったようで、カツ丼を注文して食べている職員もいた。ロケットを打ち上げるための設備を管理しているチームや打ち上げ準備の現場責任者など、さまざまな人が食堂で胃袋を満たしている。
後半では、料理を作っている職員にもインタビュー。「普通にみんな接していれば普通の人たちなんだけど、実際すごいんだろうなと思うから。有名なところだったらいろんな人も来るし。で、“その人たちに俺飯作ってるし“って言えるし」と笑顔で話しており、誇りを持って仕事に取り組んでいることが分かった。
コメント欄では「エリート達の胃袋を支えるエリートだ」「いつか絶対に食べに行きます それ楽しみに仕事頑張ります」などの反応が寄せられている。
近年、多くのスタートアップ企業が参入したこともあり、さまざまな事業の誕生によってさらに盛り上がりを見せている宇宙開発。日本は世界でもトップレベルの技術を持っている国だが、その技術力は今回の動画のように、職員を裏で支える人たちがいるからこそ成り立っているのだろう。「食えもん」の密着動画は、食を通して視聴者にさまざまな気づきを与えてくれる。今後はどのような場所を訪れるのか、引き続き楽しみにしたい。