『今日好き ハロン編』おうあおカップルインタビュー 相性良すぎる2人の“距離感”とは
「私が眠いときは、おうがくんに“面白い話してよ”って言っちゃう」(あおい)
ーーあおいさんが虫のみならず、魚耐性もあったのは想定内ですが、おうがさんもそうした動画ジャンルに親しみがあり、かつ視聴を始めたきっかけもシンプルだったのは想定外でした。先ほど話題に挙げたギャップの話にも通じますが、あおいさんの趣味に驚かされたことは特になく?
おうが:本当にないんだよなぁ〜。
あおい:すごいと思う。だって、私が旅で同じ話をしたとき、しゅんくんなんて引いていたじゃん。
ーー正確に言うと引く以前に、あおいさんから出てきた単語がなにを指すのか、まったく見当がついていなさそうでしたね。
おうが:たしかに。「おーちゃんねる」って聞いて、頭の上にハテナが見えてたもん。しかもあのチャンネル、かわいい名前をしているけど、とんでもない動画ばかりだからな。
ーーしゅんさんが旅を終えて「おーちゃんねる」と検索したときの表情も見てみたかったです。おふたりは、アニメや音楽の趣味なども似ているのでしょうか。
おうが:どうだろう。俺は『東京喰種トーキョーグール』とかが好き。あと『寄生獣』は、実写版を含めて全部観たかな。
あおい:私は『リゼロ(Re:ゼロから始める異世界生活)』。
おうが:『リゼロ』はまだ観てなくて。
あおい:やば、なんでぇ〜。
おうが:やばくはないだろ(笑)。
ーーちなみに、私がおふたりと比べて年齢がひと回り上なので、約10年前に観ていたアニメだと……。
おうが:『魔法少女まどか☆マギカ』とかですかね? 保育園のとき、親と一緒に観てました。
ーーということは、3話「もう何も恐くない」で、巴マミに降りかかる衝撃シーンも?
おうが:観ましたね。いま考えると、とんでもない英才教育でしかない(笑)。
あおい:すごーい! 私のおうちだと、そういうアニメがまだ禁止されていたころだったので、ベッドで布団をかぶってコッソリ観てたんだよね。でも『鬼滅の刃』が国民的アニメになってくれたので、そこから徐々に緩くなって。
ーーいわゆる“反動形成”ではないですが、あおいさんがおーちゃんねるなどを好きになったのは、幼少期にある程度の制約があったのが、遠からず近からずな理由のひとつなのかもしれないですね。音楽面でのお話はいかがでしょう?
おうが:あおいは清 竜人さん、Teleさんとかが好きだよね。俺はAcid Black Cherryさん、Janne Da Arcさんとか。マキシマム ザ ホルモンさんもよく聴いてる。ヒップホップだと、エミネム、50セントあたりも好きだし、ボカロ系もよく流しています。
ーーあおいさんはあと、オーイシマサヨシさんですかね。
あおい:もちろんです! 曲もそうだし、好きな配信者の方と一緒にラジオ番組をされているので。
おうが:黒縁メガネを掛けた方だよね。配信者の方はたしか、サバイバルゲーム『Rust』で昔、とあるサーバごと破壊するようなプレイをしてた気がする(笑)。
ーーもう一度だけ確認させてほしいのですが、もうこれって『今日好き』の取材じゃないですよね?
おうが:そうでした、ごめんなさい(笑)。
あおい:(笑)。
ーーちなみに、おふたりはどちらが「おしゃべりクソ眼鏡」なのでしょう?(「おしゃべりクソ眼鏡」は、オーイシマサヨシの愛称)
あおい:どっちもかな。通話のときは、お互いのテンションによりけり。私がぐっすり寝て、夜になってもシャキシャキなときはマシンガントークをしちゃいがち。逆に私が眠いときは、おうがくんに「面白い話してよ」って言っちゃいます。
おうが:「関西ノリ、やめてねぇ〜」って、いつも思ってる。
あおい:とか言いながら、ちゃんと面白い話をしてくれるから大好きです。
ーーさすがにそろそろ、旅の振り返りをしましょうか(笑)。おふたりの仲が大きく動いたのは、2日目にウォーターパークを訪れたときのこと。あおいさんといえば、この後のBBQで笑顔を隠しきれないシーンがかわいすぎるとSNSを賑わせていましたが、実はこの段階からそれがすでに。大きくフィーチャーこそされていませんでしたが、おうがさんとふたりだけでウォータースライダーを滑ることが決まり、画面端には密かに両手で顔を隠すあおいさんの姿が。
あおい:あのときは本当に複雑な感情で(笑)。おうがくんと一緒に滑れるのはうれしかったんですけど、本当は隣にあった、勢いが緩やかな方のウォータースライダーに行きたかったんです。けど、そっちはなぜか扉が閉まっていて。私たちが滑ったのは、いわゆる”絶叫系”の方。あの表情には「もう死ぬかもしれない〜」っていう感情もこもっていたんです。
ーーまさに天国と地獄が一緒に来たと。おうがさんは余裕そうでしたし、その後に訪れた波のプールでも幸せそうでした(と言いながら、該当シーンのスクリーンショットを披露)。
おうが:やめてくれぇ〜!
あおい:見てこれ。「照れる〜」なんて、字幕までつけられてるよ(笑)。
ーーそういえば、おうがさんはご自身のInstagramで、浮き輪に乗ったあおいさんをお姫さまだっこしている写真をアップしていましたよね。本編ではオンエアされていませんでしたが、当時の正直な気持ちは?
おうが:波がヤバすぎて「あおいちゃんを支えなきゃ」しか考えていなくて。本当に戦場みたいだったんですよ(笑)。
あおい:私もそう。顔や口に水がばっしゃーんってぶつかってきて、ここでも死ぬかと思ってた。
ーーとても胸キュンどころではなかったと(笑)。そして、いよいよ件のBBQに。ここでも何枚かスクリーンショットを用意してきましたが、思い出深いものはありますか?
あおい:(なぜかニヤニヤしはじめる)。
ーーなにか気づいたことでも?
あおい:えっ、ないです! もう全然なくて(と言いながら、おうがをまたしてもペシペシと叩くあおい)。
ーー読者の方が知りたい情報かもしれないので、もし差し障りがなければ。
あおい:いや、おうがくんがこっちを見てくるのが気になりすぎて。私じゃなくて、写真の方を見て!(笑)
おうが:あっ、はい(笑)。いや、でも別に……。
ーー(またしてもイチャイチャを開始したふたりを前に)……これ、俺いらなくない?
おうが:わははははっ(笑)。
あおい:やめてください、このまま居てください(笑)。
ーー(笑)。話を戻して、視聴者目線だと大盛り上がりなBBQでしたが、当事者としてあの場はどんなふうに見えていたのでしょう。
あおい:私はおなかが空きすぎて、るいくんと一緒にずっとエビを食べ続けるばかりで。私とるいくん、ふたりとも陸上経験者なんですよ。「るいくん、走り高跳びで150cmはすごいよ〜」とか、そんな話ばかりしていました。だから、網の方がすごく盛り上がっているのにも気づいていなくて、ふと周りを見たら誰もいなかった(笑)。
ーーひなさんが焼き鳥にかけるソースを求めて、るいさんに「んっ」と無言で手を伸ばす場面には居合わせていましたよね。
あおい:あのときもごはんを食べることに夢中だったから、完全に上の空でした(笑)。なので、視聴者の方が考察をしていたのとは違って、凹んだりとかは全然していなかったです!
ーーとはいえ、おうがさん不在は寂しかったのでは?
あおい:いや、それも裏話があって。実は、おうがくんからは「夜のBBQで、おとはに気持ちを伝えてくるから」とだけ言われていたので、2日目はもう話さないものだと勝手に思っていたんです。だから「一緒の時間がなくても仕方ないな」くらいに軽く捉えていたんですけど、そうしたら私の背後から急に現れて。思わず「あぁ……」とか言っちゃったし、お互いにコミュ障みたくなっちゃったよね。
おうが:もともと、あおいの方にも行く予定だったものの、それを事前に伝え忘れていて。いざ隣に座ったら「あっ、えっ、うん……」くらいに反応をされたから、「どうした?」「なんかヤバいことした?」ってちょっと不安がよぎった。あと、あの場面でるいに席を譲ってもらったことを、放送を観た家族や友だちにめちゃめちゃイジられました。るい、本当にごめん(笑)。
ーーお互いに驚いてしまったんですね。最終日には、女子から男子への“最後のアピールタイム”がありましたが、あおいさんは旅の最後を待たずして、その場でフライング告白。おうがさんにとって、人から告白されるのは人生初だったかと思いますので、ぜひとも感想を教えてもらいたいです。
おうが:アピールタイムを終えて、話したいことが「いや、まだあるかも」とか言われたときは、さすがに少し焦りましたね。「俺、またなにか不安にさせてるんだ。終わったわ……」って。そうしたら告白してもらえて大逆転。すごく驚いたし緊張したけど、そのぶんすごくうれしかったです。
ーー改めてにはなりますが、カップル成立おめでとうございます。お付き合いの記念に、あおいさんの名前を“さすらいネキ”として全国に一躍広めた、奥田民生さんの「さすらい」を一緒に踊る予定などもあるのでしょうか。
あおい:いまのところないです(笑)。「おじさん構文 歌ってみた」を、TikTokで一緒に撮ってみたい!
おうが:俺からも誘わないかな。ふたりの「さすらい」は、踊らないまま封印の方向で!
ーー最後に、おふたりの今後について聞かせてください。旅のなかで「一緒に映画を観たい」という話がありましたが、普段はどんなジャンルの作品を観ているのでしょう。
おうが:基本的にはホラー映画ですね。『着信アリ』に『リング』とか。近しい系統だと『22年目の告白 ―私が殺人犯です―』や『悪の教典』、『ミスミソウ』に『さがす』あたりも好きです。
あおい:私は、ホラー映画というか脅かされる系の作品が苦手で。
ーー素敵な彼氏が隣にいても?
あおい:むりでーす!
おうが:軽っ(笑)。
ーー失礼しました(笑)。ちなみに自宅で映画を観るとき、デリバリーフードは欠かせないもの。おふたりがもし頼むとしたら?
あおい:「サーティワン」のアイスクリームかな。
おうが:俺はピザ一択。とはいえ、付き合ってから観る最初の1本はもう決めていて、ちゃんと映画館に行こうかなと。『劇場版 鬼滅の刃 無限城編』を一緒に観る約束をしました。
あおい:そうそう。いまはその日が待ち遠しいなと思いながら、毎日を過ごしています!