アールが語る「おじHUNT」で折れたサングラスの真相&なるお VS『HD60 X』の行方――『格ゲーキャスト powered by Elgato』初回収録に潜入
アール&なるおのアフタートーク――お互いへの印象や、オファーのきっかけは?
――本日は収録お疲れさまでした。まずはお互いへの印象を教えてください。
なるお:アールさんはエンターテイナーだし、根っからの表現者だなって感じます。格闘ゲームの実況のプロという存在を世間に浸透させた第一人者だと思いますし、すごくリスペクトしています。
アール:なるおとは、実は格闘ゲームでの対戦機会はあまりなかったんですが、もちろんすごいプレイヤーであることは知っていましたし、“すごくマイペースな人”というイメージを持っていました。「GODSGARDEN」(※4)でソロ配信をしていたころから、就職を機に一旦は格闘ゲームから離れて、またこの業界に帰ってきていまに至るまで、いい意味で「変わらないな」と感じます。
【※4 GODSGARDEN:同名の格闘ゲーム大会をルーツとする格闘ゲーマー団体。なるおはメンバーの一員として、2010年代前半にかけてさまざまな格闘ゲームの配信を行っていた】
(なるおは)配信者として視聴者が多いときも、少ないときも経験していると思うんですけど、それで何かが変わるとかはなくて。いつでもなるおのペースでマイペースにやっているなと。ただ、マイペースにやっているなかでも、超えてはいけないラインを絶対に超えないのが彼のいいところですよね。
思ったことを素直に口に出しているのに、それでいて絶対に人を傷付けないし、かつおもしろいという。まさに“おもしろい人”の理想形を体現しているような人間だと思います。
――そういった、なるおさんの人柄がオファーのきっかけになったわけですね。
アール:はい。なるおのように、自分と違うタイプの人とトークができたらおもしろいだろうなと。それと、せっかくポッドキャストという形式でやらせてもらえるならば、ちょっと突っ込んだぶっちゃけ話をしたいなとも思っていたんです。その意味でも、なるおと一緒にやれたらおもしろそうだなと直感的に思っていました。
なるお:アールさんにそんな風に言ってもらえるなんて光栄です。まさに誉れですね。
――Elgato製品で統一されたスタジオの雰囲気はいかがでしたか?
なるお:オシャレですよね! 僕はいま引っ越しを考えているんですけど、こういう部屋にしたいって本気で思います。
実際に今日こうやって製品も使わせてもらったのですが、触れれば触れるほど「いいな」って思えたのでうれしかったです。やっぱり、自分が「これは微妙っぽいな」と思うようなものを他人におすすめしちゃうのは罪だなと僕は思ってしまうので。
――待望の『Switch 2』が発売されましたが、おふたりがSwitch 2版『スト6』に期待していることがあれば教えてください。
なるお:旧『Nintendo Switch』で『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』をかなり遊んでいた時期があったのですが、やっぱりあのタイトルもそうですし、『Nintendo Switch』自体も、小学生~中学生くらいの若い子からものすごい人気があることはそのときに体感しましたね。
『Switch 2』で『スト6』が出るとなると、「ストリートファイター」シリーズを知らない若い子たちに知ってもらえるいいきっかけになると思うので、僕も若い子たちに『スト6』の楽しさを知ってもらえるような活動ができたらいいなと思っています。
アール:僕も娘がふたりいるんですけど、もうふたりとも『Switch』でめっちゃゲームをやるんですよ。彼女たちのなかでは、“ゲーム=Switch”くらいの勢いだと思うんです。それくらい身近なもので、僕らの年代では想像し得ないくらい、いまの子どもたちにとってはずっとずっと大きな存在なんだと思います。
なるお:僕の子どももまったく同じですね(笑)。
アール:だよね(笑)。そんな風に、いまの子どもたちはSwitchでゲームを知り、Switchのゲームを通してコミュニケーションを学んでいく世代なんだということを身をもって体感しています。それに『Switch 2』がものすごい注目を集めていて、発売から4日で350万台を売り上げたなんて話を聞くと、今後はもう『Switch 2』が一家に1台あるような状況になってきますよね。
そんななかで、『スト6』が『Switch 2』でも発売されるというのはめちゃくちゃ大きいことだと思いますし、いままでの格闘ゲーム業界では起こり得なかったことがどんどん起きていくだろうなという予感がします。
ちびっこ大会とか、小中学生限定のイベントとか、もしそういうものが開かれるようになるのだとしたら、自分はキャスターという立場として楽しみだなと思うんです。子どもたちを相手にどうやってイベントをおもしろくしようかとか、子どもたちに好かれるキャスターになるにはどうすればいいかとか、全力で向き合っていきたいと思っています。
――『スト6』ではYEAR3が開幕していますが、この機会にあらためて、おふたりの今後の活動に対する意気込みをお聞かせください。
アール:今後もこのポッドキャストも含めて、いろいろな活動に挑戦していきたいと思っています。直近で言うと、ナレーションのお仕事が増えてきたり、映画出演のご依頼をいただくこともあったりして、活動の幅が広がっています。
「キャスターとして活動の幅を広げること」って、イコールで「実況するゲームタイトルの幅を広げること」と捉える人もいると思うんですけど、最近の僕は「世のなかのキャスターがまだやっていないことをやる」という方向性で考えているんです。
そうやってお仕事の幅を広げていくなかで、どんどん新しい前例を作れるだけ作れたらいいなと思っています。
なるお:うぬぼれなのかもしれないですけど、昔より僕自身の影響力が大きくなったぶん、軽率なことはできないなと思います。僕が何かやらかしたら僕自身も貧しくなるし、業界としても貧しくなってしまうんじゃないかなと。
ただ逆に言えば、僕がもっと有名になればそのぶんだけ僕の人生が豊かになるし、業界としてももっともっと豊かになっていくんじゃないかとも思うので、まだまだがんばっていきたいです。
アールとなるおがパーソナリティを務める『格ゲーキャスト powered by Elgato』。エピソード2では、ふたりが早くも来年の『スト6』追加キャラクター予想や、『Stream Deck』の使用感などを語り合うことに。次回の配信も楽しみに待とう。
■『格ゲーキャスト powered by Elgato』番組情報
『格ゲーキャスト powered by Elgato』は、ストリートファイター6の攻略情報・エンタメ企画を発信する「SmashlogTV - SF6」が企画・制作を行うビデオポッドキャスト番組だ。パーソナリティはeスポーツキャスター・アールと、プロeスポーツチーム「DetonatioN FocusMe」所属のストリーマー・なるおがを務める。
長年にわたって格闘ゲームの強豪プレイヤーとしてその名を轟かせ、現在も『ストリートファイター6』を中心に第一線でプレイを続けながら、異なる立場からシーンを見守るアール&なるお。そんなふたりが、ここでしか聞けない“ぶっちゃけトーク”満載でお届けする。
■関連リンク
Elgato JP公式X:https://x.com/elgatojp
Elgato公式WEBサイト:https://www.elgato.com/jp/ja
SmashlogTV - SF6公式X:https://x.com/smashlog_SF6
SmashlogTV - SF6公式YouTube:https://www.youtube.com/@Smashlog_SF6
アール公式X:https://x.com/papatiwawa
アール公式YouTube:https://www.youtube.com/@aru_papatiwawa7634
なるお公式X:https://x.com/moujaatumare
なるお公式YouTube:https://www.youtube.com/@Naruo0419