『Weekly Virtual News』(2025年5月13日号)
ホロライブ、国内タレント全員が100万人登録を達成 メタバースとの交錯も続くVTuber業界
Roblox、ホロアース、VRChat……VTuberとメタバースの交錯は続く
メタバースとVTuberのタイアップ企画として、「Roblox」を起用するケースも現れた。Brave groupのメタバースプラットフォーム特化コンテンツレーベル「BEverse」と、「Roblox」コンテンツ企画・開発などを行うGeekOut、「Roblox」コンテンツ開発・成長支援のDEVLOXの三者協業によるプロジェクトだ。
第1弾では、個人勢の新星・結城さくなとのコラボが実施される。「結城さくな×猫」をテーマに、Robloxコンテンツを作るコンテストになるとのことで、結城さくな自身が監修・プロデュースを行うとのことだ。
「Roblox」は2025年第1四半期決算発表にて、DAU(1日あたりの平均アクティブユーザー数)が9,780万人と明かされた、破格の人口を有するメタバースである。VTuberとのタイアップによって、国内知名度のさらなる向上も期待できそうだ。
またカバー社が開発を手掛けてきたメタバースプラットフォーム「ホロアース」が、4月24日に正式リリースを迎えた。新たに、プラットフォーム内でファッションアイテムやスタンプを作成・販売できるマーケットプレイスが追加され、経済圏の導入に一歩前進した形だ。直近では『VRChat』進出が著しいホロライブだが、自前のメタバースをどう活かしていくかは注目したい。
ホロライブだけでなく、『VRChat』に目を向けるVTuberやストリーマーは日に日に増えている印象だ。電脳少女シロも所属する「.LIVE」および後輩グループ「ぶいぱい」では5名のタレントが『VRChat』配信を実施している。
ソニー「VEE」の事務所公式番組でも、所属タレントの月白累がで『VRChat』上でのインタビューに応じる企画が行われた。
彼女も『VRChat』には大きな関心を向けているようで、すでに数ヶ月前から『VRChat』からの配信を実施しているようだ。独自の表現手法がコアなファンを掴んでいる彼女のように、潜在的に相性の良いVTuberの進出はまだまだ続きそうである。