Razerがゲーマーを“震撼”させにきてるぞ……『Marvel Rivals』×「Razer Sensa HD ハプティクス」インプレッションレビュー
微細な変化によって「意図」の伝わる振動をもたらす
アイアンマンの例で伝えた通り、「Razer Sensa HD ハプティクス」がもたらすフィードバックは武装の種類やアニメーション、演出などによって細かく異なる。たとえばヘラのメイン射撃「ソウルソーン」はソーン(Thorn)、つまりトゲを飛ばすのだが、射撃時には短めかつ中程度の鋭利な印象の振動が返ってくる。
またスカーレット・ウィッチのアルティメットスキル「カオス・コマンダー」も印象的だ。このスキルは飛行しながらエネルギーを蓄積したあとに解放することで周囲に大きなダメージを与える、というもの。エネルギーの蓄積中、徐々に振動が強まっていき、解放と共にひときわ強い振動を感じられる。
そのほかにもマジックの変身シーンでは太ももから腰にかけて強まりながら移動する振動がもたらされ、“変身している感”を演出してくれる。あるいは、駆け足で走るようなスキルであれば脚部への衝撃を再現するような形で振動してくれる。
こうしたひとつひとつのスキルやキャラクターの行動に対して、自然な振動、脳内のイメージと合致するフィードバックをデザインしている。もちろん、Razerお馴染みのChroma RGBもセットで、だ。
ゲーマーの夢が広がるデバイス
「Razer Sensa HD ハプティクス」は、対応ゲームであれば『Marvel Rivals』のようにデザインされたリッチなフィードバックを体験できる。それ以外でも、PCの音量を振動に変換することでこれらのハプティクスは体験できるが、正直な感想を言えば「Razer Sensa HD ハプティクス」の作り込みがスゴすぎて、物足りなくなってしまう。
たとえばSteamVRを用いたVRゲームなどは相性も抜群だろうし、対応タイトルがさらに広がってくれれば、いや、あわよくばなにがしかの標準規格にまでなってくれたら……と、そんな欲も出てきてしまった。ゲームの世界において立体音響やコントローラーの振動が標準規格になったように、「AAAタイトルならハプティクスがデザインされているのは当たり前」という世界が来るかもしれない。「Razer Sensa HD ハプティクス」は、そんな夢が広がるデバイスだといえる。
なお、これらのデバイスは秋葉原・「Tsukumo eX.」の地下一階に併設されている「Razer Store」で体験することができる。夢の第一歩となるデバイスを、ぜひその身をもって体験してみてほしい。
『Razer Wolverine V3 Pro』:購入はこちら
■プレゼントキャンペーン
本記事のXポストをRPした方の中から抽選で4名様に、『Marvel Rivals』で使用できるドクター・ストレンジの「マスター オブ ブラックマジック」スキンをプレゼント!
締め切り:4月30日(水)
■関連リンク
Razer × 『Marvel Rivals』特設WEBサイト