人気YouTuberによる“住める学校”が完成 壮大な実験としての「お金の使い方」が支持される理由?
2025年3月28日、登録者数978万人のYouTuber・すしらーめん《りく》が、学校暮らしをスタートさせたことを報告した。(2025年3月時点)その名も、『爆立マウンテンソーセージ学校』だ。すしらーめん《りく》が学校の購入を報告したのは、約1年前の2023年12月28日。そこから1年と3か月。「爆立マウンテンソーセージ学校」はいったいどのような変貌を遂げたのか。今回は動画で公開されたルームツアーを見ていきながら、すしらーめん《りく》の魅力について考えていきたい。
普段は、実験動画をメインに投稿しているすしらーめん《りく》。撮影場所として巨大な倉庫を使用していたものの、火を使う実験は結局屋外で行わなければいけなかったり、モノの置き場所がないこと、撮影に莫大な出費がかかること、クーラーが効かないため暑すぎるなどの理由から、今回は学校の購入に行き着いたという。
借金をして学校を購入したはいいものの、購入後に膨大な修繕箇所があることが発覚し、2023年12月にクラウドファンディングを開始。クラウドファンディングは2024年3月に終了したのだが、目標金額900万円に対し、総額1億円が集まった。これだけの金額があればスムーズに行くと思うが、実際はそこから手数料が2000万円、返礼品に4000万円がかかり、実際に使える金額は4000万円になるという。今後は、追加で発覚した修繕箇所を、得た収入でじわじわ直していっているところだと、動画で語った。
(参考:「学校」を何でもできちゃう『夢の巨大実験場』にしたい!!【すしらーめんりく】)
そして2025年3月28日、暮らせる状態になった学校のルームツアーを公開した。まずは1階から。女子トイレは内装のものをすべて取り外し、浴室を設置。お風呂へと変貌した。男子トイレには、人を検知するとライトが光る「うんちセンサー」を設置。トイレ掃除をする様子も見せたが、自身の所有している消防車の消火器のホースを使って部屋中に水をかけるなど、やりたい放題だ。
そして、すしらーめん《りく》は次なる場所の紹介のために、廊下に取り付けたターザンロープで移動。2階に行き、ジム室へと姿を変えた教室を披露した。ほかにも水道に寝っ転がったり校庭で粉塵爆発をしたりと自由に学校を紹介。最後は寝床を探し、教室や体育館に布団を広げ、就寝した。
今回は修繕費を工面するためにクラウドファンディングで1億円という大金を手にしたものの、今後のクラウドファンディングについては「マジでどうしようもないときにしか活用しない」「10年に1回にしよう」と謙虚に語っている。このすしらーめん《りく》の視聴者に頼りすぎない姿勢も、応援しようという気持ちにさせる要因になっているのではないだろうか。