『iPhone 16e』を購入後、10日間使って感じたこと 『16 Pro』との比較を交えた徹底レビュー
『iPhone 16e』は買いなのか?
今回、『iPhone 16e』を10日ほど使って感じたのは、本機がアップルがアナウンスしている通り「最新のiPhoneを手にしやすくした製品」だということ。確かに『SE(第3世代)』より高くなった99,800円(税込)という価格を考えると「廉価版」といえるのかは疑問だが、最新の機能を体験する上では「iPhone 16」ファミリーの選択肢が増えたと捉えることもできる。利用者にとっても4月初旬から日本でも提供が始まる「Apple Intelligence」が使えることや、バッテリー駆動時間が大幅に伸びたのは評価できるポイントになるはずだ。
もちろん、AIは使わないからApple Intelligenceは関係ないという人もいるだろうが、これから引き続きiPhoneを使っていく上で重要な機能になるのは間違いない。筆者としては、ユーザーが意識しなくてもいろいろな手助けしてくれるApple Intelligenceは誰にとっても重要不可欠な存在になるものと予想している。「iPhone 16」ファミリー以前のiPhoneでApple Intelligenceに対応しているのは「iPhone 15 Pro」シリーズだけだ。価格面だけを見て『iPhone 15』に買い換えるより、これからの将来性がある『iPhone 16e』を選んだ方が絶対良い結果になるはずだ。
『iPhone 16』と『iPhone 16e』だったらどちらがおすすめ?
もう少し具体的な候補として、『iPhone 16』と『iPhone 16e』で悩んでいる人はカメラの使い方で決めよう。先にも述べたようにマクロ撮影やポートレートモードの必要性で『iPhone 16』にするか『iPhone 16e』にするのか判断すれば良い。デュアルカメラシステムの12MP超広角がどうしても必要なら『iPhone 16』を選択、その点が気にならなければ2万5000円安い『iPhone 16e』の方が断然おすすめだ。
特に各キャリアとも『iPhone 16e』を新しいエントリーモデルに位置づけて販促に力を入れているようなので、機種変更や乗り換えなどでお得な割引価格を提示しているケースも見受けられる。そういった面でも『iPhone 16e』はおすすめのモデルと言えるだろう。