高校生活最後の恋ーー全員継続メンバーのなか、動き出す“モテ姉御”『今日好き 卒業編2025 in シンガポール』1話
“古”はあすかから、じゅり、ゆうすけらまで集結 “全員継続”の特別な『今日好き』
シンガポールを舞台に幕を開けた、2024年度最後の『今日好き』。節目を飾る記念の旅として、今回は特別に3泊4日の拡大バージョンでお届けだ。
特別なのは、それだけではない。今回の旅に参加するのは、全員がもれなく“継続メンバー”。さらに、その全員が高校3年生という『卒業編』のタイトルに相応しい面々である。いわゆる“勝手知ったる”ではないが、全員がある程度の『今日好き』経験値を備え、かつ今回は1泊分の余裕がある……とはいえ、それでもやはり時間が足りないと嘆いてしまう恋の修学旅行。メンバーの焦りにも、普段以上に拍車が掛かるはず。“高校最後の恋”を懸けるのだから、想いの強さも段違い。すべてにおいて、これまでとレベルが違う。
そんな注目の旅に集まったのは、男子6名・女子5名の合計11名。過去からの時系列順に、最古参となるのは約2年半前の『セブ島編』などに登場した、あすか(清水あす香)。最新シーズンでいえば、前回の『卒業編2025 in ソウル』から、じゅり(榊原樹里)、ゆうすけ(原屋裕介)、れお(山﨑礼央)が集まっている。
特にあすかについては、あまりの大人びたビジュアルから時間の流れを感じさせられると同時に、“まだ高校生だったんだ!”という、たまに会う親戚と真逆の気持ちにさせられるなど。彼女の恋愛を再び目撃できるのが幸せだし、スタジオで“恋愛見届け人”を務める中川大輔も「“アベンジャーズ/エンドゲーム”を観ているみたい」と、俳優らしい角度から錚々たる顔ぶれについて表現していた。
じゅり、ゆうすけと2ショットも意識の先は?「おわかりだと思うんですけど……」
さて“全員新規組”の旅はまだしも、逆に“全員継続組”での旅。つまりは、旅の参加回数に多少の差こそあれ、全員の経験値、ならびに“継続マジック”が無効となる同条件に置かれたとき、メンバーはどんな行動を見せてくれるのか?
その答えは、すぐさま明かされた。最初の目的地であるマーライオンパークに到着すると、各々がまさにライオンばりの俊敏さで、気になる相手に声を掛け始める。これが“継続メンバーしかいない旅”。過去2年間で失恋の辛さを知ってきた者たちだからこそ、面構えが違う。そんななか、そうま(阿部創馬)がこれまで同様、ほかの男子にやや出遅れるのも妙に懐かしかったのだが。
と、ここで早速、今回の旅の主役に動きが。もはや説明不要かもしれないが、継続するたびにモテが加速する姉御こと、じゅり。前回の旅でカップル成立濃厚と思われたゆうすけを追いかけてやって来たわけだが、ゆうすけ=相手側からしてみれば、自分が“追われる側”だった恋が、いつの間にか自身のもとから気持ちが離れ、気づけば“追う側”に逆転しているのが『今日好き』の定石。ゆうすけは今回も複数名の女子から第一印象で意識をされているし、マーライオンパークでのじゅりとの再会時にも、久しぶりの距離感に顔を真っ赤にして照れる彼女を見ていたわけだが、おそらくこの状況はそう長くは続かない。なぜなら……。
この後、貸切バスで市内をクルーズした際、じゅり本人から触れられた「おわかりだと思うんですけど……“夏休み編2024”の方が」の言葉。ゆうすけからは“その話題”に触れていなかったはずなのに。じゅりの意識は初日時点で間違いなく、まだ金髪時代の夏に出逢った、“最初の運命の相手”に向いている。そう、じゅま(坂本ジェルー寿真)だ。