DISH//橘柊生がBTOで“理想のゲーミングパソコン”を手に入れた!

 ゲーマーの裾野が年々広がっている現在。インディーゲームからAAA級タイトルまで、さまざまなクリエイター・メーカーがゲームを制作・配信するようになり、そのなかにはパソコン向けのものも増えていれば、コンシューマー向けとパソコン向けを同時リリースするケースも少なくない。

 また、グラフィックの進化やシナリオなどのボリュームが増えることに伴い、ハード側に要求するスペックも年々高くなってきている。そうなってくると、一番影響を受けるのは誰か。それはゲームを起動しながらOBSなどを立ち上げ、プラットフォームで配信活動を行う“ゲーム配信者”たちだ。

 今回はそんなゲーム配信を行なっているプレイヤーにピッタリなパソコンとはどのようなものなのかを突き詰めていくべく、DISH//のメンバーとしても活躍し、「DJ To-i」としてDJの顔も持ちながら、自身のYouTubeチャンネル「柊生ch」で配信をしている橘柊生をお迎えした。彼の理想とするゲーム配信・制作活動にうってつけで、オシャレな部屋の内装に合うパソコンとはどんなものなのか。

 実際の配信・制作活動や普段パソコンを利用するシチュエーションなどについて掘り下げていったほか、使用していく中で起こったトラブル、悩みをヒアリング。注文を受けてからオーダーメイドする形式のパソコン「BTO(Build To Order)パソコン」を販売しており、メーカー製パソコンに比べてパーツの選択の幅が広く、バランスの良いモデルから必要な性能・機能を厳選したモデルまで、要望に合わせた商品をオーダーメイドできる『パソコンショップSEVEN』協力のもと、実際に彼の理想を叶えるパソコンを用意してもらった。前編の記事では、実際にそのスペックを確かめる様子を記事と動画でお届けする。

DISH//橘柊生が“理想のゲーミングパソコン”を手に入れた! ゲームと音楽制作同時進行でもサクサク動く一台をBTOで作ろう
橘柊生(DISH//)

 橘が普段パソコンを使用する用途は大きく3つ。「ゲーム&ゲーム配信」と「音楽制作」「動画やホームページなどのWebサイト閲覧」だ。最近モニターを購入したようなのだが、2台を同時に立ち上げて作業をするなかで、ラグが多くなったり止まってしまうことが増え、泣く泣く強制終了をしなければならない場面にも遭遇するのだとか。

 さらに、ゲームに関しては配信活動も行なっているため、映像の録画・アーカイブの保存を日常的に行なっていると、とんでもないストレージの容量が必要になってくる。ゲームの種類が増えると、数十GBなんてあっという間に埋まってしまう。ついには内臓のSSDで足りなくなり、外付けのものを購入したのだが、接続のたびに認証が必要になったりとあまり快適な状況ではないようだ。

 また、これまで使っていたパソコンは自作・BTOではなく市販のもので、ケースなども特に意識せず購入したため、デザインが白や木を貴重としたインテリアにはあまりフィットしていないという。

 ならば、とパソコンショップSEVENが今回の企画のために特別に用意したパソコンがこちら。


CPU:インテル®︎ Core™︎ Ultra 9 プロセッサー 285K
ケース:Fractal Design North ホワイト
CPUクーラー:SCYTHE MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボード:ASUS ROG Strix Z890-F GAMING WIFI 
メモリ:Micron DDR5-5600 64GB(32GBx2枚)
ストレージ:①WD Black SN850X 2TB、②SSD WD Black SN850X 2TB
グラフィックスカード:Geforce RTX4080 Super 16GB
電源:FSP Hydro PTM PRO ATX3.0 1200W
OS:Windows 11 Pro

 ゲーム配信を含め、さまざまな創作活動に耐えうるスペシャルなスペックと言える一台に仕上がった。取材当日、机の上に置かれたパソコンを見た橘は「すげー! シンプルにめっちゃ可愛い!」と大興奮。続けて「最近はすごく光ってるものが流行っていると思うんですけど、僕はあまりわからなくて。こういうシンプルなのがカッコいいと思っていたので、まさに理想のパソコンです!」と、自身の思い描いていたデザインに一致しているようだった。

 その他のスペックについては、今回のパソコンの構成全般を担当したパソコンショップSEVENの中嶋孝昌氏が詳しく教えてくれた。中嶋氏いわく、ガチゲーマーに必要なスペックと、ゲームをする+配信をする人に要求されるスペックは違ってくるようだ。それも踏まえて「ゲームをしながら何かをする」ことを意識した構成になっているという。

DISH//・橘柊生(左)とパソコンショップSEVENの中嶋孝昌氏(右)

 まずは容量の問題を解決するため、ストレージに『WD Black SN850X 2TB』を2台採用。4TBを1台ではなく2TBを2台という構成にしたのは、ゲームプレイ・配信アーカイブの録画という用途があるため、ひとつのストレージをそちらに割いて、もうひとつを通常使い&ゲームのソフトウェアを入れる場所にと、分けて格納することで負担を軽減する狙いもあるのだという。


 ケースである『Fractal Design North ホワイト』のデザインについても、橘は「前面の木の部分がすごくいい!」と絶賛。中嶋氏が「弊社ではかなり多くのケースを取り揃えているのですが、木を使ったものはそこまで多くなく、さらに前面にとなるとかなり少ないんです。洋室だけでなく和室にも合うと思います」と説明すると、橘は「これが店頭に置いてあったら、僕なら一目惚れするな……」とウットリしていた。

 と、ここでケースの上面が外れることを発見した橘。「これ、めちゃくちゃ掃除しやすいですね! これまで使ってるのはこんな簡単に外れるものじゃなかったから、感動した……」と一言。中嶋氏も「メッシュなのでかなり通気性もいいです」と補足したうえで「ケースのカラーが白なので、黒いものよりはホコリなども悪目立ちしない」とコメント。たしかにこれは白いケースを選ぶうえで、ひとつのアドバンテージになりそうだ。

 また、メモリについては『Micron DDR5-5600 64GB(32GBx2枚)』を採用。中嶋氏は「一般的にゲームをやるうえでは32GBでも高スペックですが、今回は倍の64GBを用意しました」と語った。たしかに配信をしたり音楽制作をするとなると、通常のゲーミングパソコンよりも高めの水準にする必要があるため、このスペックは魅力的だ。メモリによってパソコン本体の価格も変わってくるが、その点について中嶋氏は「用途に合わせてメモリを増やしたり減らしたりということもできます」とパソコンショップSEVENのカスタマイズ性の高さを強調した。

 さらにCPUは『インテル®︎ Core™︎ Ultra 9 プロセッサー 285K』を採用。中嶋氏は「これまでのインテルのCPUは『Core i9』や『Core i7』という名前でしたが、現在は『Core Ultra』というシリーズになっており、そのなかでも最新・最上位のモデル」と説明。橘は「『Ultra』って名前についていて悪いものは絶対ない(笑)」とネーミングもお気に入りのようだ。

 最後に、パソコンショップSEVENの強みを聞かれた中嶋氏は「標準のモデルにいろんな部品を載せたり、必要に応じて追加したり減らしたりと、自分に合った一台を簡単に作れるのがBTOパソコンの魅力です。そのなかでも弊社は約30種類のケースを選べるところが強みです」とコメント。続けて「初心者の方にも多くご購入いただくのですが、その中には自分で選んだ部品でパソコンが動くのかわからない方も多いので、サイト上で合わないパーツを選択した際にしっかりとメッセージが出るにもなっていたりと、安心して組んでいただける仕組みがあります。そのうえでお電話でも対応しておりますので、細かい相談などでサポートさせていただくこともあります」と、充実したサポート体制があることを明かしてくれた。これには橘も「自作パソコンを組むのが夢でもあったんですが、すごく敷居が高く感じていて。でも、中嶋さんのお話を聞いて、パソコンショップSEVENさんなら簡単に購入できそうだと思いました!」と述べた。

 実際に橘がパソコンを使用してみた様子や各パーツがどのような機能を持ち合わせているかは、後編の記事にて詳しくお伝えしたい。

 豊富なパーツとカスタマイズのしやすさ、さらに親切なサイト設計でBTOパソコンの“難しそう”というイメージを取り払ってくれる『パソコンショップSEVEN』。今回の記事を見て興味を持った方は、ぜひ自分なりの一台を作り上げてみては。

 なお、今回の企画にあわせ、『パソコンショップSEVEN』では、今回カスタマイズの元になったエントリー構成の「ZEFT Z54DQ」に加え、橘と同じ構成に変更済みのカスタマイズモデル「ZEFT Z54DR」も用意している。あわせてチェックしてみよう。

■エントリーモデル
「ZEFT Z54DQ」
詳細:https://pc-seven.co.jp/spc/25468.html

CPU:インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 265KF
ケース:Fractal Design North ホワイト
マザーボード:インテル® Z890チップセット搭載
メモリ:DDR5-5600 32GB (16GBx2枚)
ストレージ:1TB SSD NVMe Gen.4対応 WD製
グラフィックスカード:GeForce RTX4060Ti 8GB
電源:650W 電源ユニット 80Plus Bronze認証
OS:Windows 11 Home

■橘柊生カスタマイズモデル
「ZEFT Z54DR」詳細:https://pc-seven.co.jp/spc/25471.html

CPU:インテル®︎ Core™︎ Ultra 9 プロセッサー 285K
ケース:Fractal Design North ホワイト
CPUクーラー:SCYTHE MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボード:ASUS ROG Strix Z890-F GAMING WIFI
メモリ:Micron DDR5-5600 64GB(32GBx2枚)
ストレージ:①WD Black SN850X 2TB、②SSD WD Black SN850X 2TB
グラフィックスカード:Geforce RTX4080 Super 16GB
電源:FSP Hydro PTM PRO ATX3.0 1200W
OS:Windows 11 Pro

■記事後編はこちらから

ゲームと音楽制作の同時進行でもサクサク動く! DISH//橘柊生による“理想のゲーミングパソコン”レビュー

DISH//でアーティストとしても活躍し、「DJ To-i」としてDJの顔も持ちながら、自身のYouTubeチャンネル「柊生ch…

 
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