『今日好き キョンジュ編』3話ーー告白された人数18名の“沼らせ男”にほぼ告白「想いは変わらない」

『今日好き キョンジュ編』3話

じゅり、治らぬ“恋の病”できょうすけに猛アタック 抱えたのは嫉妬心と“100億%”の確信

 昔、とある有名な映画のタイトルにもなっていたが、まさに“THIS IS IT”。世界よ、認知しておきな。これが『今日好き』だよ。そう言わしめる、“恋愛要素100億%”な今週のオンエアだった。

 メインとなる話題はふたつ。まずは、きょうすけ(林京介)×じゅり(榊原樹里)による、2日目朝の2ショットから。初日から早くも“きょうすけ沼”に両足を突っ込んでしまった、じゅり。先に会話をしていたあやな(大澤綾菜)に代わってもらう形できょうすけの横に座ると「ひとりに決めたの、きょうすけくんに」と、運命の相手をご指名する。

 ここからの展開が、いちいち青春っぽく甘酸っぱいものだった。「ひとりに絞ったってことも伝えたかったし、普通に“寂しい”じゃないけど、“悲しい”の。嫉妬じゃないけど、うずうずしちゃう」と、彼がライバルの女子と会話をしているだけで、いてもたってもいられない気分になってしまうのだという。じゅり姉さん、それ、嫉妬です。

 すると、今度はきょうすけの方から「気になる子、3人って言ったじゃん。入ってるよ?」とお返しが。その言葉を聞いた瞬間、「そうなの!?」の驚きとともに、うれしさか恥ずかしさか、思わずそっぽを振り向いてしまうじゅり。きょうすけの顔を見られないほど、あまりの喜びようである。頼む、きょうすけ。これ以上、じゅり姉さんをメロメロにしないでくれ。

 大好きなきょうすけの言葉を受けて、じゅりもさらに本音を漏らす。「終わってほしくないもん、2ショットが。だって終わったら話せんくなるやん」と、この時間の刹那さに、文字違いの“切なさ”が溢れてくる。こんなにストレートで、かつ女子のかわいさ溢れる言葉、ここ最近の『今日好き』で久しぶりに聞いた気がする。

 自分を好きになってくれた相手から、こんな言葉を投げかけられる人生でありたかった。あまりにも名言すぎるし、2泊3日という時間の短さに加えて、現状女子の80%から好意を向けられている人気者=きょうすけだからこそ、一緒に過ごせる時間もなおさら限られてくる。そんなじゅりのもどかしさを伺い知れる本音の発露だった。

 じゅりの勢いは止まらない。「“気になる”とか言ってるけど、自分のなかではもう“好き”なのね」「絶対に変わんない! これ、100億%」と、自身の気持ちの大きさを数値にして定量的に示してくる。100億%……聞いたこともない数字だ。そう簡単に気持ちを覆せないことだけは、容易に伝わってくる。

 この2ショットを終えて一人、「好きな子と話すと本当に楽しいんだなって」と、じゅりがニッコニコの笑顔で夢のような時間を振り返る姿を見て、“好きな人が隣にいるだけで幸せ”という、恋愛のごく単純で、それでいて本質でしかない言葉に、頭を大きくフルスイングされる感覚を覚えた。まさに、THIS IS IT。じゅりが誰よりも“恋愛”そのものだし、『今日好き』だし、スタジオの“恋愛見届け人”を務める大友花恋が言語化してくれた通りで「じゅりは本当にちゃんと落ちる」。わかりやすくて最高だ。彼女が罹った恋の病が、きょうすけとの時間が続くことで、一生治らないことを願うばかりでしかない。

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