『今日好き ドンタン編』2話ーー人気女子メンバー、初日から“運命の相手”が決定? モテ男にロックオン
せいら&じゅりな、初日から運命の相手が決定? モテ男子・しょうの悩みが止まらない
突然だが、カフェやレストランで、隣の席から聞こえてくる会話が気になって仕方がなくなったことはないだろうか? まだカップルになっていない、高校生男女が“いい感じ”にもじもじと気持ちを探り合うものだったり、ツンデレ女子が飛ばす謎の罵声、はたまた別れ話や学校、バイト先での愚痴、おすすめのコスメ情報だったりと、会話の内容はさまざま。
しかしながら、どの内容においても共通しているのは、隣の席の会話は比較的、“ちゃんと聞こえてくる”ということ。ましてやカフェではなく『今日好き』で、お互いの肩が時折に当たるほどの至近距離にいるーーしかもなにより、ほかならない自分が気になっている異性の声なら、聞こえないはずがないだろう。
さておき『ドンタン編』初日昼は、2組に分かれてのグループ行動に。片方のウォーターパーク組では、前回の1話にて自身と同じ継続メンバー・せいら(土屋惺来)からロックオンされたしょう(角田翔)が、今度はじゅりな(はなさきじゅりな)からもアピールを受ける。まだ気持ちは固まっていないまでも、このままいけば彼に“ほぼ確”。自身がスポーツ女子ということもあり、一緒に運動ができてはしゃぐのが楽しかったこともあるのだろう。そんなプールというロケーションも追い風となってか、じゅりなはしょうの存在がとにかく気になるようだ。モテ男・しょう、初日から悩みの種が生まれまくりである。
と、ここまでが前談。今回の本題はここから。宿泊先での夕食パーティでのこと。前述の通り、せいら、じゅりなから想いを寄せられるなか、しょうがいま最も気になっていそうなのが、かな(のだかな)。この日のランチで隣同士になり、せいらから2ショットの誘いを受けても、しばらく彼女の隣の席を離れようとしなかった相手である。「朝、喋ったじゃん。そのときに伝え損ねたことがあって」と切り出すと、自身の第一印象で気になったメンバーに彼女が入っていたと初めて明かす。
やはり、しょうは“追われる側”より“追う側”の男子なのか。そっけないわけでも、興味がないわけでもないが、現状はここまで名前を挙げた3名の女子のなかで、最も恋の矢印が向いていなさそうな“かな”を気にするあたり、僭越ながら彼という人の解釈の一致でしかない。しょうとかなはグループ行動でこそ離れ離れになったが、その際の進展について細かく質問し、尋ねまくるしょう。なんというか、かなに対する“ガチで気になる”という想いが伝わってくる。現状、かなの恋の進展はなかったとのこと。もし、しょうも同じ質問をされていたら、きっと“ない”と答えていたのか? それとも状況的に、アプローチはされたと“答えるしか”ないのか。
しょう、今回も“追う側”を選ぶか? かなへの質問攻めの横で、せいらがパッタイをすする
先ほど、状況的に“答えるしか”ないという書き方をしたが、なぜか? ようやく冒頭の話題に触れられるのだが、しょうの左隣に座るかなは一旦置いておこう。問題は、彼の右隣に、パッタイをすすり、ジュースを飲み、どこに目線を置いてよいかわからないーー表情の動きがぴたりと凪になってしまった、せいらが鎮座しているのだ。これは見逃し配信で確認してみてほしいが、しょうのパーソナルスペースにはすっぽりと入っているくらいの至近距離。もう、すぐそこにいるのである。そんな相手の声が聞こえないなんておかしいだろう。
というか、自身にとって気になる会話こそ耳に入ってきてしまうものだし、人間の聴覚構造をそこまで信じられないこともありえない。なによりこの後、かなからパスを渡される形で、せいらにも話が振られ、会話に相槌だけで“半分参加”状態という、宙ぶらりんな役割を健気にこなす姿が映し出されていたわけなのだから。
観ているだけで、彼らの間になる微妙に気まずい空気が伝わってきたこのシーン。せいらがほとんど初対面の早い段階から気持ちを絞っているだけに、そうした想いの強さにも影響される形で、メンバー間の感情のコントラストが普段の『今日好き』以上に色濃く届いてくる。彼女は決して悪くないと強調しておきたいが、状況次第では好きな人の近くの席を確保することだけが正解ではないと、今回のオンエアを観ていて深く感じてしまった。