動画制作で会社が赤字、裏方が退社…“YouTuberの法人化”が成功しにくい理由を考える

 テオと☆イニ☆による人気YouTuber・スカイピースの裏方、通称「スカイチーム」を退職したメンバーが残業代の未払いを告発。SNS上で大きな注目を集めている。実は同じく法人化しているえびすじゃっぷも2024年3月に経営難を理由にメンバーの兼業と昨年12月に裏方メンバーが退職していたことを報告。YouTuberが会社化して動画を作る難しさは一体どこにあるのだろうか。

 2024年7月12日、スカイピース(チャンネル登録者数453万人/2024年7月21日時点)の裏方6名が突如Xで“卒業”を発表。総勢9名いたスタッフのうち6名がチームを去るという衝撃に、ファンは困惑したに違いない。そんななか、退社したスタッフの1名が、SNSを通して残業代未払いを暴露。スカイピースはこの件について14日に投稿した動画で、「未払い残業代があったことは事実」とし、支払う方向で話が進んでいると説明している。同動画では、テオが今回の一件は「自分たちの未熟な部分がありながらも会社経営を行っていた事が原因」とも話しているが、スカイピースの会社経営はどうなっていたのか……。

Xでの投稿について

 スカイピースの経済状況については、2024年3月にテオがYouTuber・ヒカルと相馬トランジスタと対談した動画で「ピンチです」と発言。貯金額だけをみて大きな企画を頻繁に行なっていた結果、税理士からお金がないことを指摘されたエピソードを披露している。同動画内ではスカイチーム9人のなかに経理担当がいなかったことも明かされており、テオとじんが財務状況にあまり目を向けてこなかったことが浮き彫りになった。

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