男性側が「即答で好きと言えない」 バチェロレッテ独自の難しさが露呈 『バチェロレッテ・ジャパン』S3・5~7話

家族訪問のタイミングでの継続辞退、そして櫛田さんのグレーな“独白”

 エピソード8では、バチェロレッテシリーズ始まって以来の波乱も待っていた。なんと、経営者・北森聖士さんがこのタイミングでローズを辞退することになってしまったのだ。エピソードの序盤から「なぜ自分が残ったのかが分からなくて」と不安を漏らしていた北森さん。朗らかな家族との対面で武井さんの心を掴んでいたが、北森さん自身の不安は最後まで解消されなかったようだ。

 武井さん自身、家族訪問の前に「私たちって“恋愛 恋愛”とはなってないじゃん」と北森さんに語りかけていたのだが、北森さんは2on1デートの際に、手紙のなかで武井さんに対して明確に“好きです”と伝えていた。ここまでツーショットデートの機会にも恵まれず、気持ちも伝わっておらずで、不安を感じてしまうのは致し方ない。

 続く櫛田さん、坂口さんともに、家族訪問の内容自体はとても素晴らしいものだった。家族との関わりを知ることで、武井さんが男性たちの人間性を知るのには役立ったようだが、どうやら男性たちの気持ちは置き去りになってしまったようだ。坂口さんは自身のウィークポイントを伝えるために自身の過去の女癖に関しても言及してしまい、櫛田さんは「最後の一人となっても、すぐに恋人にはなれない」と話した。

 SNSには「どうしてこうなってしまったのか」と言及、批判の声も上がったが、それでも旅は進む。北森さんの辞退により、ローズは坂口さんと櫛田さんに渡された。だけどこれは、バチェロレッテの旅なのだ。武井さんに好意を寄せる人とお別れをするのも、難解な条件を突きつけてくる人を残すのも、武井さんの自由ではある。しかし「運命の相手」を探すことの難しさに目を向けざるを得ないエピソードでもあった。

 しかし武井さん自身は、旅のなかで関係を構築し終えられるとは思っていないと話しており、櫛田さんの申し出に対し、「彼を最後に残すなら彼のスピード感を受け入れる」とも語った。彼女にとっての「バチェロレッテ・ジャパン」は、自分を愛してくれる人を探す旅でもなければ、自身の条件に合う人を探す旅でもないのだろう。武井さんにとっての運命の相手は、彼女によってのみ選ばれる。そうすればどんな結果が待っていても、彼女自身は後悔せずに済むのかもしれない。

◾️「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン3

配信開始日/2024年6月27日(木) 20時より独占配信中
話数/全9話
6月27日(木)20時 第1話-第4話
7月4日(木)20時 第5話-第7話
7月11日(木)20時 第8話-第9話
製作/Amazon
コピーライト/ ©2024 Warner Bros. International Television Production Limited.
番組URL/ https://www.amazon.co.jp/dp/B0D3TTMLKX

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