【ネタバレあり】“東大卒”&“元官僚”の3代目バチェロレッテ・武井亜樹が語る「運命の人に出会う秘訣」
ホワイトローズに立候補制の2on1……シーズン3ならではの試みの意図
――脱落する男性陣への向き合い方も印象的でした。
武井:お別れする方へかける言葉にはいつも悩みました。これは恋愛の旅だから、選ばれなかった人は自信をなくしてしまうかもしれない。でも、ほんの少しの私の価値観との違いなので、その人の魅力が否定された訳ではないんです。せっかくここに来てくれたんだから、前向きな気持ちで送り出せたらと思って。たとえ最初のセレモニーに帰った人でも、ここが良い思い出になってくれたらいいなと願いながら、その人の良さを精一杯伝えるようにしていました。
――武井さんは序盤のデートではサプライズローズを渡していませんでした。サプライズローズの重みについてはどう考えていましたか?
武井:私はサプライズローズには特別な意味を持たせたかったんです。本当に好きになったり心が動いたときにだけ渡すつもりでした。(視聴者からすると)「いつもの流れだと、毎話1本は渡すものなのでは?」みたいな空気もあったと思いますが……。私は過去のシリーズを拝見していなかったので、「気づいたら全然渡してない!」みたいな感じになっちゃいました(笑)。でもそれも、本当に渡したいと思えるまで心が動かなかったという私なりの正直さなのかなと思います。逆に中盤で初めてサプライズローズを渡したときは、心からその人と旅を続けたいと思えた瞬間だったので。
――ホワイトローズの存在や立候補制の2on1など、今シーズンは新しい試みが多かったように思います。そういった初の試みにプレッシャーはありませんでしたか?
武井:プレッシャーは全然なくて。むしろ自分がパートナーを選ぶのに必要なことだと思いました。私は一緒に歩んでいける対等な関係が理想だから、男性にも主体性を発揮してもらいたかったんです。ホワイトローズも2on1も、リードする私に委ねきりにならずに、男性陣の意志を見せてもらえる良い機会になりました。
――特に立候補制の2on1の話し合いはかなり熱い議論が交わされていましたね。
武井:梅谷悠太郎さんの発言力に驚きました。みんなが彼の意見に納得して聞き入れていて。いつもは弟キャラなのに、実はみんなに信頼されているリーダー的存在なんだなと感じました。すでにローズを手にしている彼が、プレッシャーもある場で、自分の意見を言うのは勇気のいることだと思うんです。彼が男子メンバーとのなかで培ってきた信頼関係が、垣間見えた瞬間でした。
――この旅を通して新たに得られた気づきはありましたか?
武井:恋愛における価値観に自信が持てるようになった気がします。相手も私の価値観を受け入れ、共感してくれる人がいると知って勇気をもらいました。譲れないところは譲らず、自分に正直でいることの大切さを実感した旅でした。人は支え合って生きているんだってことを、身をもって体験できました。周りの人への感謝の気持ちを胸に、これからも等身大の自分で生きていきたいと思います。