『今日好き プサン編』4話ーー二人の男子の間で揺れる気持ち……現時点では「五分五分」

『今日好き プサン編』4話

ゆう、そうま&じゅまの間で揺れる気持ちは「五分五分」 “ズルい”の意味が変わる時間に

 『プサン編』4話は、2日目昼のグループ行動が終わり、全員が夕食のテーブルで再集合したところからスタート。(本当に熟睡できるかはさておき)部屋に戻ってベッドに潜れば、告白の時間も十数時間後といった状況。集まったメンバーの大半が奥手だからか、それとも見えない緊張感を共有してか、あるいはその両方か。誰もが2ショットを切り出せない時間がじりじりと流れる。そんな痺れる空気をこの後、見事に解きほぐしてくれたのがこのペア。じゅま(坂本ジェルー寿真)×ゆう(早坂ゆう)だ。

 この2ショットが終わる頃には、ゆうの気持ちを自身とそうま(阿部創馬)の「五分五分」のところまで引き寄せたじゅま。「ゆうちゃんのことが、もう、好き、に、なってる」と、相手の顔色を確認するように、少し自身なさげに呟くも、返ってきたのはとびきりの笑顔。「ホンマ? ありがとう。“好き”とか言われたことない!」と、ゆうの『今日好き』で初めての“好き”を獲得した。

 そこから、自身とおそろいとなるシナモンのぬいぐるみキーホルダーをプレゼントしたり、この日の昼に「ロッテワールド」にてゲトり、周囲からも人気だったミニプロペラ付きのカチューシャを託したり。そうまを中心とした恋愛相関図も盛り上がっているが、こちらだって負けていない。ゆうも「言ってくれるから、気にしちゃうじゃん」と、じゅまの方へと徐々に心を委ねているように思えた。

 あと少し。あともう少し。ゆうの“気になる”をここまで引き寄せただけでも大健闘。だが、期待するのは、その先にあるカップル成立。大勝利である。ゆう曰く、一緒にいてドキドキする男子はじゅまで、落ち着いて話せるのはそうまとのことだが……。

 思えば、前回の『ニャチャン編』で自身を振りながらも、1カ月の時を経て好意を寄せてきたてる(川端輝)に対して、「ズルい」と訴えたのが昨日のこと。先ほど、じゅまが言葉やプレゼントで想いを畳み掛けてきたとき、まったく同じ「ズルいな」という言葉がこぼれたが、同じ“ズルい”でもまったく意味が異なる。もはや今回の旅のキーワードともいえる“ズルい”の意味がポジティブへと変化する過程に、ゆうの心の変化も同調していけるか。じゅまだけでなく、ゆうの方にも勇気ある決断を期待したい。

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