「プリンス・オブ・ペルシャ」のローグライトに、『返校』開発者の2Dアクション 今週の注目ゲームピックアップ
直近で発売されるゲームタイトルから、筆者が「これはチェックしておきたい」と思ったものを紹介する『今週の注目ゲームピックアップ』。大作からインディーまで、幅広く気になるタイトルを取り上げる予定なので、この記事を読んでウィッシュリストやフォローに入れておこう。
『ザ・ローグ:プリンス オブ ペルシャ』
長らくUbisoftの看板タイトルとしての座を「アサシンクリード」シリーズに任せていた「プリンス オブ ペルシャ」シリーズが、今年の1月に『プリンス オブ ペルシャ 失われた王冠』として、メトロイドヴァニアの装いをして帰ってきた。
本作『ザ・ローグ:プリンス オブ ペルシャ』は、そんな「プリンス オブ ペルシャ」のローグライトである。
戦闘とプラットフォーマーがシームレスにつながった本作は、ペルシャの王子としてフン族を退治する物語だ。2Dアクションプラットフォーマーのローグライトといえば『Dead Cells』などが思いつく。それもそのはずで、本作の開発を担当したEvil Empireは『Dead Cells』の開発スタジオであるMotion Twinから分派したチームだ。『Dead Cells』の追加コンテンツの制作にも携わっている。おそらく似た遊び心地で楽しめることだろう。
『ザ・ローグ:プリンス オブ ペルシャ』は、5月27日にPC(Steam)で発売予定(※ただし、日本語版配信は遅れるとのこと)。
『Ultimate Godspeed』
本作は『マリオカート』に代表されるパーティー系レースゲームだ。『マリオカート』やその他のフォロワー作品と大きく異なる点は、コース自体に罠を仕掛けることができる点である。
トレーラーやゲーム概要を見る限り、レース前にコースを鳥瞰し、アイテムを設置して、妨害したりされたりするフェイズがあるようだ。このギミックは『Ultimate Chicken Horse』というゲームに似ており、あのゲームをレースで楽しめると考えたらわかりやすいだろう。
『Ultimate Godspeed』は、PC(Steam)にて5月27日に発売予定。
『Nine Sols』
古代中国神話をモチーフにした2Dアクションプラットフォーマー『Nine Sols』。本作がいよいよ登場する。
開発のRedCandleGamesは台湾に本拠を置くスタジオで、白色テロの時代を映した『返校』や、信仰と家族の問題を切り取った『還願』など、台湾を題材にホラーアドベンチャーゲームを展開し続けており、本作はそんなスタジオが初めて挑戦するアクションゲームである。
発表は2021年だが、この度ついにお披露目となる。『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』にインスパイアされたと明言されており、弾きを主体とした高速アクションが楽しめるようなので、ジャンルファンは乞うご期待。
『Nine Sols』はPC(Steam)にて5月29日に発売予定。
『HUMANITY』
柴犬が群衆を率いるちょっと異色なパズルゲーム……『HUMANITY』がXbox Series X|SとXbox Oneにやってくる。
本作は、ディレクターをインターフェース/ビジュアルデザイナーの中村勇吾氏が担当し、『Rez Infinite』や『テトリス エフェクト・コネクテッド』で知られるゲームクリエイター水口哲也氏も協力している作品だ。ゆえに、ビジュアルやサウンド面へのこだわりは驚異的で、一般的なゲームとは一味違った浮遊感を楽しめる。
ユーザークリエイトステージも豊富に用意されているので、この機会に挑戦してみてはいかがだろうか。
『HUMANITY』はPlay Station 5/Nintend Switch/PC(Steam)にて配信中。5月30日にXbox Series X|S/Xbox Oneにて発売予定。
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