『今日好き プサン編』1話ーー人気継続メンバー、“都合のいい男”に涙 「マジで悪い男」

『今日好き プサン編』1話

ゆう、“都合のいい男”に初日から涙 「マジで悪い男ですよ、本当に」

 ただ、ゆう自身は今回の旅で、てる以外にも気になる男子が2人いる模様。そのうち1人とは2ショットをするも、夕方からのグループ行動で再び、てるの隣に誘われる。この場面こそ、『プサン編』が“間違いなく面白くなる”と確信させられる瞬間だった。

 てるが切り出した話題は先ほどと同様。ただ、前回の旅ではふらふらしていたことや、ゆうのほかに気になる女子がいたのであれば、事前にそれを伝えるべきだったこと。その機会を掴めないまま旅を終えてしまい、ゆうと再会できたときには、当時の行ないを謝りたかったなど、ランチのときと比べて、言葉により具体性と想いがこもる。

 ゆうもその熱意を確と理解したこともあってだろう。前回の旅でてると過ごした3日間を徐々に思い出し、彼以外に気になる男子がいながらも、てるの存在を「うわ〜って思って、思い出しちゃった」と、「頭から離れ」ないようだ。実は、頑張って吹っ切れようと思い、今回の旅にてるが参加していたとしても、なるべく話さないようにしていたという。これまでは、てるの背中についていくような彼女だったが、立場が逆転して「ズルいよ、ズルいよ」「ズルいです、全部」と、少し優勢でちょっとツレない、スネ顔爆発なところが、不思議なことに彼女の魅力を過去最大に引き出していた気がする。

 過去の恋を捨て去って、新たな恋を大切にするのか。それともーー。ゆうが現時点で出した答えは「久々に話したら、やっぱり楽しくて。きっぱりできないです、まだ」。さらに飛び出したのは「マジ悪い男ですよ、本当に」。あのゆうのキャラクターで、“男の子”ではなく“男”という言葉を選んだ。ギャップがありつつ、とても芯を食った表現。これがリアルな女の子像。てるとの“失恋”からの“復縁まがい”が、自身のかわいさを引き出してしまうなんて、とんでもなく皮肉すぎる。「ごめんね、こんな都合のいい男みたいで」。てるの言葉をゆうが否定してしまったので、筆者が代弁しよう。本当、まったくだぜ。

 “運命の相手とは一度離れる”なんて通説もあるが、てる×ゆうの恋がもしそうだとしたら……。ちなみに冷や水を掛けるつもりはないが、この2人と同様のシチュエーションが過去、『花梨編』でのいさ(北本要世)×ゆな(みとゆな/当時の名義は水戸由菜)の2人の間であった。結果は、誰もが知るとおり……。どうだろう。『プサン編』、マジで面白くないだろうか?

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