『今日好き ニャチャン編』2話ーー人力車で急接近 継続メンバーの振る舞いは“理想の女子”?

『今日好き ニャチャン編』2話

“たいようマジック”がみなつのハートを掴むまで 「全部がカッコよく見えちゃって」

 今回の旅は、応援したくなるメンバーが多すぎる。もはや『今日好き』において、“応援したくなる”という想いは当たり前に生まれてくる感情なのだが、『ニャチャン編』メンバーに抱く“それ”はいつも以上。その筆頭を男女一人ずつ挙げるのであれば、男子はたいよう(忠村太陽)、女子はゆう(早坂ゆう)だろうか。

 たいようは初日のディナーにて、りあ(米澤璃彩)を隣の席に誘う。彼が今回の旅で自ら積極的な姿を見せてくれたのは、これが初めて。りあとは同じ北海道出身で、胆振地方(読み:いぶり)の大体同じエリアに住んでいるという“じもトーク”で彼女のよいリアクションを引き出したり、天体観測が趣味という共通点を見つけたりするも、“胆振以上”な盛り上がりは惜しくも生まれず。

 静のたいよう、動のりあ。よくいえば“冷や熱カップル”に見えなくもないが、りあはしばらくして、いっさ(松本一彩)を2ショットに誘ってしまう。ただこの後、たいようもまた、みなつから2ショットの相手に指名されるため、結果オーライではあるのだが……。

 さて、みなつは第一印象で気になった相手こそ違ったものの、「雰囲気がみんなと違う」という理由から、たいようの存在を気になっていたそう。ここで初めて明かされたのだが、たいようも実は、みなつを意識し、話しかける機会を伺っていたらしい。そう振り返るたいようの笑顔……不器用だが本当にかわいいものである。

 たいようの本領発揮タイムはここから(“本領発揮”といいつつ、後から振り返れば、まだ“片鱗”でしかなかったかもしれないが)。みなつから趣味や特技を尋ねられた際、「マジックとかは、やれるけど……」と、控えめに答えつつ、心のうちはやる気満々だったのだろう。おもむろにポケットからトランプを取り出す様子には、まさに“満を持して”という言葉が相応しい。みなつと同様、視聴者もまた“それ、常に持ち歩いているの?”と思ってしまったのではないだろうか。これもまた、別の意味で“たいようマジック”。この後、「なんか変な人だよね」と自虐してみせたたいようだが、そうした“癖”に人はハマってしまうものだ。

 詳細を説明すると長くなるため割愛するが、みなつに披露したのは「アウト・オブ・ディス・ワールド」と呼ばれるマジック。その全貌は、彼のテクニックとともに、ABEMAでの見逃し配信にて確認をしてほしいが、最後まで見届けたみなつは、たいようが余計に気になる存在に見えてしまったそう。同時に、人見知りながらも頑張って話しかけてくれるが、どこかまだ心の扉を閉められている部分も魅力的だと、しっかりと言語化をしてくれる。

 ハマらない人はハマらない。が、ハマる人はどっぷりとハマってしまう。みなつはまさしく、たいようの“不思議な沼”にどんどんと引きずり込まれてる。みなつ曰く、「全部がカッコよく見えちゃって」と、第一印象としては最高の結果を残せたようだ。スタジオの“恋愛見届け人”を務める中川大輔もしみじみと語っていたが、才能がありながら、どこか周囲が助けたくなるような人柄。「武将とかで天下を獲るのはこういう人ですよね」という一言は、まさしくである。あとはここから、マジシャンではなくカレシ候補の男子として、どのように恋愛を絡めた面で意識をさせられるか。本当に難しい勝負はここからだ。

 ちなみに、筆者自身は自慢でないものの、今回のマジックの仕掛けについては、最後にカードをめくる部分で“違和感”に気づくことができた。『今日好き』の恋愛要素からは離れてしまうが、ぜひ注意しながら配信を確認してほしい。

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