『Weekly Virtual News』(2024年4月8日号)
星街すいせい「ビビデバ」の快挙や『狼と香辛料』ホロのデビューなど 新展開や記録達成続くバーチャル業界
Reality Labs10周年 比較的おだやかだったXR業界の動向
Celebrating a Decade on the Road to the Next Computing Platform https://t.co/dm7SfvxEgM pic.twitter.com/GM85D5UZBv
— Reality Labs at Meta (@RealityLabs) April 3, 2024
XR業界に目を向けてみると、Meta社のXR研究・開発部門「Reality Labs」は、4月3日で創設10周年を迎えた。公式ブログでは、彼らがこれまでたどってきた歩みが紹介されている。『Oculus Rift』から始まり、『Oculus Quest』が発売され、ARグラスやAI研究も進めてきたその足跡は一読に値する。彼らがなにをしてきたのかを紹介する端的な資料にもなっているので、VRやXRの歩みを解説する上で役に立つかもしれない。
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ꉂ 📢プレスリリース配信✨
\サニーサイドアップグループとXR技術を利用したブランドテック事業で業務提携!
~STPRが企業広報向けXR案件の企画や制作を実施!~ pic.twitter.com/MI9EqPp7aA
— 株式会社STPR (@stpr_inc) April 1, 2024
VTuber業界とは対照的に、XR方面の動きはおだやかなように見えた。国内のめぼしい動きとしては、配信者グループ「すとぷり」を運営するSTPRが、サニーサイドアップグループのブランドテック事業を担う事業会社・サニーサイドエックスとの業務提携を発表したことだろうか。STPRは直近になってGugenkaの株式取得を行い、XR・メタバース領域への動きを見せていただけに、納得感のある発表だ。本年の同社の動向には一層の注視が必要だろう。
また、サービス開始10周年を迎えたオリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI byGMOペパボ」は、スキルシェア市場への参入とバーチャルファッション領域の強化を発表した。特に後者については、画像1枚でアバター向けの3Dアイテムを作成する「3Dグッズ作成機能」の提供を告知し、すでに進んでいるバーチャルファッションブランドの誘致と合わせて、本腰を入れていく姿勢がうかがえる。バーチャルファッション領域は各所で注力の動きが見えるが、今年は参入プレイヤーの増加も加速するだろうか。