Z世代が考えるコスパやタイパ、家電選びの背景とは? 現役大学生とPanasonic若手マーケ担当者が本音トーク
コスパ・タイパより大切なZ世代の家電選びのポイントとは
大木さん:私は友人におすすめの家電を聞いてみて「良さそうだな」と思ったら、ECサイトなどで製品の品番や口コミを調べてから家電量販店に実物を見に行くことが多いです。
――ネットの口コミよりも友人や周りの反響が家電選びの決め手になっているということですか?
大木さん:レンジにするかオーブンにするかなどの動機づけは実際に使っている人の感想や友人からの影響が多いと思います。
井上さん:私は「ちょっと不便だけど一人だしこれでいいか」と家電選びに妥協するのではなく、「多少高価だったとしても本当に欲しい製品を購入して、その分仕事を頑張ろう」という考え方をもっています!コスパ・タイパよりも、その家電を使っている自分を想像し、幸福度で家電を選んでいますね。
リモートワークもあり在宅時間も多い今日、Z世代の家電選びのポイントはタイパ・コスパだけでなく「自分が充実できるか」を想像して購入しているようだ。大木さんも家電は妥協せずに気に入ったものを選びたいという。一方で井上さんは最近ワッフルメーカーを購入したエピソードを話してくれた。
井上さん:毎食ワッフルを食べるわけにもいかないですし使用頻度で考えるとタイパやコスパが良いとは言えないですが...(笑)。家でクロッフルを作れたら楽しいだろうと思い、購入しました。
このように、Z世代は家電を「なくてもいい、けどあったら便利」という基準で選ぶ傾向もあり、生活をより充実させるために欲しいものを妥協せずに購入しているのだ。
大木さん:食器は手でも洗えるけれど、あると便利な食洗機は「なくてもいい、けどあったら便利」な製品だと思います。お昼に使用した食器を食洗機に入れれば趣味に時間を費やせるのでタイパが良いのはもちろんですが、「タイパ・コスパありきの心の豊かさ」といった感覚が家電選びの決め手になっていると思います。
――確かに,先ほど私も体験したひとり暮らし用のパーソナル食洗機『SOLOTA NP-TML1』は様々な用途がありそうです。一人暮らしの人だけでなく一家に一台あると家事の負担が減りそうですね。
大木さん:自分で洗うのが厄介な油汚れやぬめりなど、食器を選抜して本製品に任せるだけでも家事の負担を十分に減らすことができると思います!
「心にゆとりができる」というのはZ世代ならではの家電に求める役割だと感じた。また家電選びに妥協したくないZ世代は、若者のリアルな声も家電購入の決め手の一つになっているようだ。