千原せいじ、半世紀前のカワサキ車を購入 憧れのカスタムに興奮「カッコええ!」
お笑いコンビ・千原兄弟の千原せいじが、映画『マッドマックス』仕様のバイクをカスタムするべく、「カワサキKZ1000」を購入したと公式YouTubeチャンネル公開の動画で報告した。
核戦争によって荒廃した近未来の世界を舞台にしたアクション映画シリーズ『マッドマックス』。せいじは2024年1月6日に投稿した動画で、同作に登場したバイクを完成させると宣言していた。
そんな年始に掲げた計画が、2024年2月19日に公開した「【マッドマックス カスタム】カワサキKZ1000ボロボロのベース車購入!!!」と題した動画でついに動き出す。せいじがコピーを試みるのは、1979年公開のシリーズ1作目に登場した、主演のメル・ギブソン演じる敏腕警察官マックス・ロカタンスキーと敵対する暴走族のリーダー・トーカッター(演:ヒュー・キース・バーン)が乗るカワサキKZ1000だ。
早速、カスタムを委託した神奈川県小田原市にある馴染みのバイクショップ「スローライフ」へ訪問。しかし、ベース車両として用意された1978年式のカワサキKZ1000はひどく痛んでおり、せいじは一目見るなり「ボロボロやんけ!」とキツめのツッコみを入る。店主いわく同バイクは「走らない」「エンジンがかかるだけの状態」で、走行距離は1万4570マイルと、約2万3448キロにも達していた。半世紀以上前のバイクなだけに、かなり年季が入っている。
なお、トーカッター専用車仕様のカウルはすでに準備されており、ためしに車体に当てがってみると、古びたカワサキKZ1000が悪のマシンに早変わり。完成形のイメージが膨らみ、せいじは「めっちゃカッコええ!」と声を弾ませ、「こうなってくると、トーカッターが着てたウサギの革の革ジャン作らなあかん。(完成するのが)春ややから暑いよな!」とすっかり浮かれていた。
とはいえ課題も多い。店主曰く、日本の車検に通るためにウインカーをどうするか、ミラーをどこに配備するか、さらにはフロントカウルに開いたヘッドライトを出すための穴がピッタリサイズではなく大き過ぎるなど、これから対応を考えていかなければならない問題が山積みのようだ。
しかしせいじは容赦ない。そんな作り手側の苦労などどこ吹く風で、「これが2か月ちょっとでできるんやで」というと、すかさず店主は「いや『できる』じゃなくて『やれ』と言われた(笑)」とぼやいた。
手間暇かかるのだから、当然ながらコストもかかる。店主は「まともにやったら200万円は軽く超えちゃう」と見積もった。すると、せいじは「あかん! それはあかんわ!」と一蹴し、「俺は150万って決めてるから! 俺が。全部でやで!」とベース車両・カスタム代はじめ諸々込みの150万円で済ますようにと無茶振り。無理難題を突き付けられた店主は「業界相場ぶっ壊しモードですね(笑)」と、もはや笑うほかなかった。
果たして4月までに、せいじが憧れるマッドマックス仕様のカワサキKZ1000は完成するのだろうか? 本当に予算150万円で収まるのかも含めて、引き続き、注目していきたい。