ポータブルゲーミングPCのポテンシャルを最大限に引き出す“新型ドック”を体験してきた
アイ・オー・データ機器がポータブルゲーミングPCユーザー向けに新しいポータブルドック『US3C-GCHD/HN』を3月下旬に発売する。それに先立ってメディア向け試遊会があったので、リアルサウンドテック編集部でも試してきた。
コンパクトなこの製品は、ポータブルゲーミングPCと外部ディスプレイの接続を容易にしてくれる「ポータブルゲーミングPC用」のドッグだ。HDMIポート、LANポート、充電ポート、USB-Aポート×2、USB-C®ポートを搭載した6 in 1のドックで、ネットワークの有線化や、外付けSSD、マウス・キーボード等の接続を可能としてくれるのが特長だ。
この製品を開発したアイ・オー・データ機器の企画開発部 企画1課リーダーの川村信夫氏によれば「一昨年度の東京ゲームショーで『Steam Deck』の人気を目にした際、ポータブルで遊ぶだけでなく大型ディスプレイにも繋げられたら大画面で遊べるし、ダブルモニター的に使ったりもできるのでより幅広い遊び方ができるのではと思いつき、開発しました」と振り返る。
通常のポータブルゲーミングPCの端子はUSB Type-Cのみということが多いが、このドックと繋げることでHDMI出力も容易となる。また、製品化にあたって川村氏がこだわったという、フルHD 240Hzのハイリフレッシュレート出力にも対応しているので、大画面でも滑らかなプレイを可能とし、よりゲームに没入できるという訳だ。そして、ディスプレイ関連に強い同社がゲーミングモニターとして推す「GigaCrysta」シリーズとも相性もバッチリ。
4K60Hz、フルHD 240Hz WQHD 120Hz等の高い解像度のゲームでも繋ぐだけで美麗で迫力あるゲームプレイが可能となる。また、「ダブルモニター化もできますので、外部ディスプレイは本プレイ用に、ポータブルゲーミングPCは配信用にとの使い方もできますよ」と川村さん。
動作確認済みのポータブルゲーミングPCは『Steam Deck』、『ROG Ally』『Legion Go』と主要メーカーを網羅。川村氏は「『ROG Ally』は直接交渉して、今回のメディア向け試遊会でも全面協力頂きました。今後、良い遊び方を共に提案できていけたら良いですね」と語る。改めて思うのはこのドッグはプレイヤーへの恩恵は大きく、有線LAN接続も可能となるのでスピードが求められる対戦ゲームでも難なく遊ぶことができ、またドックに繋げておけば大画面で遊びながら充電も同時にできる事などが挙げられる。また、多数のポート対応でゲームコントローラーやマウスやキーボード、外付けSSDとも対応しているので、PCゲームはポータブルプレイヤーとモニターとデッキさえあれば、遊びの可能性は広がるだろう。
ポータブルゲーミングPCを家では繋げて大画面で遊び、そして外ではいつでもどこでも楽しむ。このドッグがあればフレキシブルに活用できるだろう。
◯参考
https://www.iodata.jp/product/av/graphicsboard/us3c-gchdhn/
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