葛藤の末に“金”より“愛”を選んだ 『LOVE CATCHER Japan』成立ペアが語る“番組の裏側”

LOVE CATCHER成立ペアが語る番組の裏側

いまだから言える、“秘密”がバレたときの気持ちとは?

ーー旅の鍵を握るのは「秘密の部屋」の存在だと思います。実際に放送されたでの他のメンバーの映像をみて、驚いたことなどはありましたか?

りょう:実は放送で秘密の部屋の内容を知って、びっくりした部分はそんなにないんですよ。もちろん指名した人以外の他のメンバーの映像だと初めて観ることになるんですけど、割と一緒に過ごしていた身としては、納得できる話ばかりというか。

 逆に、あの秘密の部屋の映像は、みんなちゃんと本音で話していることがよりわかる気がしました。

はつね:それはそう。「この人がマネーだったら、こういう気持ちなんだろうな」「逆にこの人がラブだったら、ああいう気持ちなんだろうな」っていうのが見える映像だとは思ってた。本当にそのままだよね。

ーー7日目には秘密の部屋での「投票」によって、お2人は役割を明かされてしまいますが、改めてその時の心境をお伺いしたいです。

はつね:最初りょうくんって出たときに、どっちが出ても、自分自身が「もう最後ラブで行こう!」って思ってたから大丈夫だと思ってたんです。だから、笑ってごまかそうと思ったんですけど…… いろんなことがフラッシュバックしちゃって。

 「りょうくんはラブで、本当にあの優しさを見せてくれたんだ」とか、「あの言葉ほんとだったんだ」とか。 改めてりょうくんが私に対して向けてくれた言葉だったり行動が、自分の罪悪感と共に押し寄せてきて「やばい、ごめん」と思いました。

ーーその次には、はつねさんのお名前が……。

はつね: もう「なんでここでバレるの!?」って感じですよね!

りょう:はつねちゃんがマネーという結果を見て、びっくりしました。 でも、そのときに、別に他の人のところに行きたいとは思えなかったんです。

 はつねちゃんがラブに変えてくれるように、最後まで向き合えたらなという風に思えたので、あの件が、自分のなかではつねちゃんへの気持ちが確信に変わるタイミングでした。僕らからしたら、あれはありがたかったのかもしれないです。

ーー失礼ながら、りょうさんがラブキャッチャーだとわかったうえで、はつねさんがマネーキャッチャーのままという選択肢もあったと思います。だからこそ「どうなるんだろう?」と最後まで気が抜けませんでした。

はつね:たしかに、そのままストレートにいけば500万獲得でした(笑)。でも逆にりょうくんがマネーに変えることもできますし、そういう疑いがゼロではなかったと思うんです。でもお互いに「それはないよな」って、思えるぐらいの関係値は多分8日間で作れたんじゃないかな。

ーーそれが、あのラストにつながるわけですね。お2人の正体が明らかになった7日目の夜、部屋の空気感はいかがでしたか?

はつね:みんなそれぞれが、自分のことでいっぱいになってたと思います。脱落者2人がラブキャッチャーだったこともあって、その段階で、女性は全員マネーキャッチャーだったんです。

ーーすごいことになってましたね(笑)。

はつね:本当にものすごい展開ですよね。「相手に役割を変えられてしまう」可能性がある分、「自分がどうやったらこのまま成功するのか」を考えてた子はいるんじゃないかな。

ーーちなみに、最後のほかのペアの結果を見てどう思われましたか?

はつね:その場では案外結果はわかんなかったよね?

りょう:ね! 「カップルが成立した・しない」はわかるんですけど、コインで見せるのでどっちがラブでどっちがマネーかはわかんなかったんです。映像だとわかりにくいかもしれませんが、隣ともかなり距離があって、会話も聞こえない感じで。

 でもみさきちゃん(谷岡美沙紀)の立ち去り方で、さすがにあれは(マネーだと)分かりました。大女優でしたね。

ーーみさきさんの結果は、予想通りでしたか?

りょう:振り返ってみれば納得です。だけど、僕が1番びっくりなのは……ゆきのちゃん(海津雪乃)がマネーだったことです。

はつね:たしかに! ゆきのちゃんの結果は意外かも。

りょう:ラブに見えたよね、あもんに。あもん(大倉亞門)の自分の行動にかける気持ちだったり、みらちゃん(ヴァッツ美良)に対しての思いだったりとか、そういうのを映像でみて、僕はもうすでに感動してます。

ーー心理戦を交えながらも相手に向き合い続けた8日間を経て、ご自身のなかで旅に参加する前と変化を感じた点を教えてください。

りょう:色々な職業の色々な土地の人と異国で出会って、生活して、相手の考え方を知ることができて……人生の勉強になりました。そのなかでも特にはつねちゃんと、あもんとの出会いは大きいです。2人に出会えたことで、成長できたと感じてます。

はつね:少しりょうくんに似てしまうんですけど。自分の考えや価値観だけじゃなくて、人の声に耳を傾けたりとか、相手の深いところを知っていくことの大事さを感じた8日間でした。

 旅の期間は、個人の電子機器は全部没収されて、ほんとに相手のことだけ考えなきゃいけない時間なんです。でも、それだけ「普段それだけ大事なものが見えてないんだろうな」って思いました。実際にそういう状況に置かれても見えてなかったものって結構多くて。だからそれはいまの自分のダメなところでもあるし、今後日本に帰っても、気をつけなきゃいけないと思っています。

りょう:真面目だ……(笑)。「携帯なくても、俺って意外と楽しめるんだ!」って思っちゃった。

ーー最後に、これから2人でやっていきたいことはありますか?

はつね:共通の趣味が多いので、一緒に趣味を楽しみたいなと思います。

りょう:サウナとかキャンプとか……。実は番組からのプレゼントで、思い出のマレーシアにも行ってきました。これから色々、一緒に楽しんでいきたいです!

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