さよならLightning……と思いきや? 『Apple Vision Pro』のバッテリーにひっそり生存
昨年発売した「iPhone 15」シリーズでとうとう廃止されたLightning端子。EU圏での法規制に押される形で、Appleの各種製品に採用される端子は徐々にUSB Type-Cに置き換わりつつある。しかし、発売を間近に控える『Apple Vision Pro』にはひっそりとLightningの“残滓”が残されていたようだ。
これが発見されたのは、海外メディア・InverseのRaymond Wong氏がAppleから借りた『Apple Vision Pro』で開封レビューを実施していたときのこと。同氏がバッテリーパックのケーブルを外してみたところ、中から現れたのはちょっぴり大きなLightning端子。正確にはLightning端子とは別物ということなのかもしれないが、その形状はどこからどうみても我々がよく知る形だ。
「おまえはLightning! Lightningじゃないか!」と思わず口に出そうになるが、なぜあえてUSB Type-Cではなく「Lightning(大)」を採用したのかはAppleのみぞ知るところ。
だが、ゆるやかに舞台から去ったLightning端子が、ひっそりと最新製品『Apple Vision Pro』を支えている……というのは、ちょっとしたドラマ(あるいはAppleの意地)を感じられる。
ちなみに、実はまだ『Magic Mouse』『Magic Keyboard』『Magic Trackpad』などMac用の周辺機器は一部Lightning端子を採用している。Lightningの普及からUSB Type-Cに置き換わりつつある経緯が気になる方は、別記事にて解説しているのでチェックしてみてほしい。
さよならLightningケーブル 数年で”時代遅れ”になったインターフェイスの足跡
先日発表されたiPhone 15はインターフェイスにUSB-Cを採用、2012年から使われていたLightningインターフェイ…
〈Source〉
https://www.inverse.com/tech/apple-vision-pro-unboxing-battery-pack-bands-secrets