大金より愛を優先する展開も? 『LOVE CATCHER Japan』最終回見どころ解説

 一方で、両者マネーキャッチャーと思われるカップルにも、注目が集まる。今回のルール変更は、相手がマネーキャッチャーだった場合に、500万円の対象となるラブキャッチャーに変えられるチャンスでもあるはず。このパターンに当てはまりそうなのは、ともき(水野友貴)とみさき(谷岡美沙紀)のペアだろう。当初から、仲間内で「マネーキャッチャーなのではないか?」と疑われ続けてきたともきと、メンバーを惑わせるような言動を重ね、マネーらしい動き満載の7日間を送ってきたみさき。もし2人が本当にマネーキャッチャーであるなら、お金目当ての旅で出会った男女に生まれた愛は本物となるのだろうか。

 さらには、みら(ヴァッツ美良)・なつき(東夏輝)・あもん(大倉亞門)・ゆきの(海津雪乃)の間で揺れ動く矢印も気になるところ。なつきがマネーキャッチャーかもしれないことに、疑心暗鬼になっているみら。そんなみらの鎧を剥がそうとするあもんに、ゆきのが想いを寄せる……という複雑な4角関係が出来上がっているいま、この4人の結末こそが最も予想不可能な展開を迎えていると言っても過言ではない。

 ただし、そんな憶測もこの4人が全員「ラブキャッチャーだとしたら」成り立つ話だ。マネーキャッチャーの人数が5人いる以上、はつねをのぞいて残りのマネーキャッチャーは4人。仮に現在ともきとみさきがラブキャッチャーとするならば、この4人がマネーキャッチャーだとしても辻褄が合ってしまう。

 後半になるにつれて、涙を流すメンバーが続出したが、その涙の意味の答え合わせを含めて、見るべきポイントとなりそうな最終回。5人のマネーキャッチャーたちは、自分の感情とどう折り合いをつけて最終日を迎えるのだろうか。

 愛に応えるにせよ、賞金を追うにせよ、視聴者である我々が求めているのは最高の“どんでん返し”である。これまでの7日間にわたる裏切りのさらに先で、予想もしなかった結末に心を震わせたい。

 最後の1話に隠された真実が、まもなく暴かれる。愛すべきラブマンションでの“最後の嘘”を見抜くまで、私たちの旅はまだ終わらない。

『LOVE CATCHER Japan』7話ーーお金目当ての参加者が明らかに「ずっと罪悪感を抱えてた」

恋愛番組「LOVE CATCHER Japan」では、10人の男女が愛かお金かの選択を迫られながら、自身の正体を隠してゲームに挑…

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