2023年もっとも活躍したTikTokクリエイター・ケンティー健人が語る“バズの秘訣” 「最初の5秒がとても大事」
最初の5秒で動画を見る“理由づけ”をつくる
ーーほかに、バズるために意識していることはありますか?
ケンティー:あとは、動画が始まって“最初の5秒”がけっこう大事だと思っています。僕は料理動画を投稿していますが、最初にドーンと出てきた食材が、「このあとどうなっていくんだろう?」と視聴者の方に思わせるような構成にしています。
ーー最初の“掴み”の部分ですね。
ケンティー:いきなり調理シーンからスタートしても、その先の動画を見てもらい続けるのは難しいので、最初のインパクトで興味を引くのは大事です。動画を見てもらうための“理由づけ”がないと、最近は再生してもらえないなと感じています。理由がないと、その動画を見る必要性がなくなってしまうので。
ーーケンティーさんは、普段どのように動画を構成しているのでしょうか?
ケンティー:最初は、まず自分がなにを食べたいかを考えます。そこから多くの人に見てもらうためにはどんな見せ方をしたらいいのか、アイデアを広げていくという感じですね。
「無理に毎日見てほしい気持ちはない」 視聴者の日常に溶け込む存在に
@omuraisupuro @ケンティー健人/kenty Have him make you an omelette. #omelette #tiktokfood ♬ Athletic Meet "Heaven and Hell" (No Introduction) - Shinonome
ーー2023年はコラボ動画も投稿されていましたね。
ケンティー:普段は家で撮影しているのですが、コラボのときは相手の方のお店や家で撮影するので楽しかったですね。
ーー普段の撮影と違って、意識していることはありますか?
ケンティー:相手の持ち味が活きるような動画にすることです。僕がそこまで尖った特徴があるタイプではないので、コラボのときは相手の方の特技を軸に動画をつくります。コラボをすることで僕自身の動画の幅も広がりましたし、自宅以外でも撮影はできるということを改めて実感しました。
ーー手軽に撮影できるのはTikTokならではの魅力ですよね。ケンティーさんは、どんなときに自身の動画を見てほしいと考えていますか?
ケンティー:無理に毎日見てほしいとか、この時間に投稿するから見てほしいという気持ちはまったくないんです。時間が空いたときの暇つぶしとか、寝る前とか、そんなときに見ていただけたらと思います。なにか作業をしながら流したりとか、自然と日常に溶け込む存在になれたら嬉しいなと思います。
ーーありがとうございます。最後に、2023年12月20日に発売されたレシピ本『ケンティー健人の世にもおいしい一人飯』について教えてください。
ケンティー:最初は、自分なんかがレシピ本を出していいのかなという気持ちでいっぱいでした(笑)。でもせっかくなら僕の動画の雰囲気が投影されたものがいいなと思い、画像をたくさん使って「読まずに見る!」をコンセプトにつくらせていただきました。
QRコードが付いてるのでそこから僕のショート動画を見ることもできますし、調理の説明も堅苦しいイメージではなく、何となく見ていて楽しいなって感じていただける本になってます。料理って難しいものではなくて、自由で楽しいものなんだという想いが伝わればいいなと思っています。
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