本日12月24日の18時30分より、漫才の“日本一”を決める『M-1グランプリ2023』（ABCテレビ・テレビ朝日系）の決勝戦が放送される。

　エントリー総数は最多の8540組。そのうち、予選を勝ち抜き決勝に駒を進めたのはカベポスター、くらげ、さや香、真空ジェシカ、ダンビラムーチョ、マユリカ、モグライダー、ヤーレンズ、令和ロマンの9組。ここに敗者復活戦から勝ち上がった1組を加え、計10組が王座を争う。3年連続のファイナリストである真空ジェシカ、決勝経験組のカベポスター、さや香、モグライダーがリベンジを果たすか、紙一重のところで決勝を逃してきたマユリカや令和ロマンが快挙を成すか、くらげ、ダンビラムーチョ、ヤーレンズ、が波乱を巻き起こすのかなど、注目のポイントは多い。

　また、松本人志（ダウンタウン）、山田邦子、礼二（中川家）、博多大吉（博多華丸・大吉）、塙宣之（ナイツ）、富澤たけし（サンドウィッチマン）という昨年に引き続いての審査員たちや、今年から新たに加わる海原ともこ（海原やすよ・ともこ）が、どのような判断を下すのかにも注目だ。そして、今回はそんな『M-1グランプリ2023』をより楽しむ方法を紹介したい。

　今回も3回戦動画が非公開になっている＆準々決勝の動画は敗者復活・決勝進出者のものがアップされていないため、決勝に向けての備えをするのは難しいが、M-1モードを高揚させるのにうってつけの動画は『M-1グランプリ2023×日食なつこ「ログマロープ」』だろう。毎年決勝前に公開される4分近くの楽曲＋ドキュメンタリー風の動画で、芸人の悲哀や熱狂をリアルに描いている。

　今年は敗者復活戦の形式が変更になり、所要時間が長くなったため、時間配分に頭を悩ませる方も多いだろう。ただ、今年は決勝戦がTVerで配信されるというのは非常に大きい。結論から話すと、TVerを使えば15時開始の敗者復活戦〜18時半開始の決勝戦終了までをまとめてみることができる（ただしリアルタイム配信な点には注意）ため、ほぼ全ての人がテレビかTVerの前にかぶりつきになることだろう。

　そういう意味で、M-1を楽しみつくすには「その前後をいかに充実させるか」といえるかもしれない。事前番組として13時半からTVerで配信されるのは『いよいよ開幕 M-1グランプリ2023～笑いのサンタは誰のもとへ！？～』という番組。MCのトータルテンボスが、臨場感あふれるM-1敗者復活戦会場から生中継し、ルールも会場もリニューアルした敗者復活戦についても徹底解説するなど、こちらの気持ちも整えてくれるものになりそう。

　また、決勝を楽しんだあとの22時10分からは『Lemino』にて「イブより熱い大反省会 M-1グランプリ2023」が配信される。SNSで感想を言い合うのも面白いが、実際の芸人たちがその場の様子を振り返るのは貴重な機会のため、こちらも合わせてチェックしておきたい。

　そして24時ごろからはお酒も交えた“打ち上げ”の時間だ。YouTubeで生配信される『M-1打ち上げ by ストロングゼロ』では、司会の千鳥をはじめ、M-1ファイナリストが全員登場。それぞれを労いながら呑み交わす様をみながら、一杯やるのもいいものだろう。

　年末の風物詩といわれる『M-1グランプリ』。栄冠は誰の手に渡るのか期待しながら、上記のコンテンツで予習・復習し、より大会を楽しみたいものだ。