モニターの上に乗せるだけ 手元を明るく照らしてくれるライト『BenQ ScreenBar』レビュー
コロナ渦をきっかけに在宅勤務が一般化するなかで、「自宅の作業環境をよくしたい!」と思ったことがある人も多いのではないだろうか。
そこで、作業環境をより良くしてくれるアイテムとして紹介したいのが、『BenQ ScreenBar』だ。同製品はモニター上部に載せるだけで手元を明るく照らしてくれるモニターライトで、キーボードの視認性向上はもちろん、ボールペンと紙でメモを取る際などに大きく役立ってくれる。今回は、実際に製品を使ってみて、その使用感をレビューしていく。
モニターの上に乗せるだけで設置完了 作業スペースを占領しないコンパクト設計
机の上を明るく照らそうとしたとき、通常のデスクライトだと卓上のスペースを無駄に使ってしまいがち。ランプがモニターにかぶってしまったり、明かりが反射して肝心のモニターの視認性が下がってしまったりと、ちょうどいいアイテムを探すのになかなか苦労する。
この『BenQ ScreenBar』はモニター上部に乗せて使用するため、作業スペースを占領せず、省スペースで作業場所を照らすことが可能。モニターの視認性に影響することなく作業効率を向上させられるのだ。
さっそく箱を開封してみると、主な同梱物は本体のライトとモニターに乗せるためのクリップ、電源供給用のUSBケーブルの3つだけ。ほかに説明書・品質保証書が付属している。
モニターへの取り付けは、ライトの中央部をクリップに取り付けて、モニターに乗せれば設置完了。ネジやテープは不要で、ポンと乗せるだけで設置できる。なお、このクリップは湾曲モニターにも対応しているので、湾曲モニターをお使いの方も安心してほしい。
ライトをポンとモニターに乗せたら、あとはUSBケーブルで電源と接続してやればすぐに使用できる。筆者はコンセントに繋げて使っているが、USBの差し込み口が備わっているモニターをお持ちであれば、電源を別途確保する必要もない。
実際に使ってみると、やはり作業デスクがスッキリし、作業に集中しやすく感じられた。モニター上部に乗っかっているだけなので、見た目にもスタイリッシュだ。ただ、筆者が使用しているモニターはベゼルが薄く、クリップが少しだけはみ出てしまった。クリップの長さは7mmなので、お持ちのモニターのベゼルの厚みは事前に確認しておくことをおすすめする。
「自動調節機能」が便利 大画面モニターでも問題ナシ
本製品の仕様では、500ルクスで照らした場合で縦30cm・横60cmまで光が届くと記載されていたが、筆者の縦60cm・横100cmのデスクでも端までしっかりと明るく照らしてくれている。
また、画面の反射光が抑えられるとここまで違うのかとおどろいた。シーリングライトや通常のデスクライトだと、光がモニターに映り込んでしまい、画面が見辛くなったり目が疲れる原因になったりしてしまう。しかし『BenQ ScreenBar』は非対称光学設計を採用しており、画面の反射光を極力抑えたまま手元をピンポイントに照らしてくれるので、そうした悩みから一気に解放されるのだ。
筆者も以前まではシーリングライトの反射光が気になっていたのだが、『BenQ ScreenBar』を購入したおかげで気にする必要がなくなり、快適な作業環境を手に入れることができた。
それから、本製品は14段階の輝度設定、2700Kの暖かい光から4000Kの自然な光、6500Kのホワイト光まで、作業内容に応じて自由に輝度と色温度を調整できる。
ただ、筆者のお気に入りは「自動調光機能」だ。周囲の明るさに合わせて、作業時の最適な輝度と言われる500ルクスの明るさに自動で調整してくれるため、とりあえずこの機能を使っておけばほどよい明るさ・色温度でデスクを照らしてくれる。本体の四角いマークの下部にあるランプが緑色に光ると、自動調光機能がオンの状態になる。
また自動調光機能はボタンからオン/オフの切り替えが可能で、1度オンにすれば電源を切っても設定が維持される。なので、作業する度に電源をつけて自動調光機能もオンにして……と、毎回設定する必要がないのは地味ながらうれしいポイントだ。
しばらく使ってみて、省スペースかつ最適な光で常時手元を照らしてくれる『BenQ ScreenBar』は、筆者にとって無くてはならないアイテムとなった。