ニトリのLEDデスクライト、“シンプルすぎる”から良い? 明るさや使い勝手をレビュー
デスクワークのおともであるデスクライト。PCにもライトがあるとはいえ、使っている人も多いはずだ。デスクライトはメーカーによって機能に差があり、基本的には機能的で画期的なものが開発されているように感じる。そういった意味ではニトリの『LEDデスクライト PORTE』は時代の逆を行っているのかもしれない。作りが非常にシンプルなのだ。
デスくに置いても場所を取らないニトリ『LEDデスクライト PORTE』
まずはニトリのデスクライトの付属品を見ていこう。箱の中には、デスクライト本体と、取扱説明書兼保証書のみが入っている。コードはデスクライト本体についていて、充電式ではないので充電コードなどもない。コードの長さは約1.5mあり、コンセントにつないで電源を確保することになる。デスクの上で使うとなった場合、コンセントの差し込み口が遠くにあると届かない可能性があるので注意しよう。
サイズは土台部分の直径が23cmほどある。全体の高さは43cmほどあるが、デスクライトはアーム部分を曲げて使うことになるので、30cm前後が使いやすい高さと感じる。
土台部分はコンパクトサイズなので、PCのそばに置いても気にならないし、マウス操作の邪魔にもならない。
土台部分にはスマホスタンドも搭載されている。差し込むタイプではなく、スマホが滑らないようにするためのストッパーのようなものだ。またライトのオンとオフを切り替えるスイッチも土台部分にある。
1800ルクスというかなりの明るさ
光は白色で、とても明るい。電球色ではなく昼光色なので、デスクワークや勉強向きと言えるだろう。直下照度は1800ルクス(直下30cm)。たとえば読書や勉強に最適な明るさは500〜750ルクスで、ネイルアートや細かい作業をする場合に1000ルクスとされていることから、1800ルクスはかなり明るいと言えそうだ。
ニトリの公式サイトによると、直下30cm程度はJIS照度A形相当で光が広がる。この明るさは読書に最適だ。本を開いても、文字がくっきり見える。
また、パソコンのキーボードから30cmほど離しても手元をしっかりと照らしてくれる。
上の写真は『LEDデスクライト PORTE』なしの場合。
そしてこちらは『LEDデスクライト PORTE』をつけた場合だ。部屋の照明をつけるまでもない暗さの時に試したのだが、手元がかなり明るくなった。
高さやヘッドの角度は自由に調整ができる
土台から20cmほどは固定されているので動かすことができないが、それより上の部分は自由に形を変えられる。
ヘッド部分も回転するので、細かい角度での調整が可能だ。これまで使ったデスクスタンドは、ヘッド部分が固定されていることが多かったので、左右に角度を変えられると良いなと思ったこともあった。その点、『LEDデスクライト PORTE』はた光を照らす場所に応じてヘッドの角度を好きに変えられるので、これは便利な機能だ。
またライト部分を自分の方に向けることで、オンラインミーティングのライトとしても使えるかと思ったのだが、明るすぎてしまい、顔の凹凸に合わせてくっきりと影ができてしまう。光の調整ができないこともあって、あまりお勧めはできない。