新型PS5を先行レビュー 従来モデルの“圧迫感”が改善、ディスクドライブも容易に着脱!

新型PS5先行レビュー

 PlayStation 5(以下、PS5)の新モデルが、11月10日に発売される。『PS5(Ultra HD Blu-ray ディスクドライブ搭載版)』は66,980円(税込み)、『PS5 デジタル・エディション』は59,980円(税込)だ。

 リアルサウンド テックでは今回、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)から事前に商品が届いたので、開封・レビューしていく。なお、筆者は従来モデルを所有しているが、本稿では並べての比較はできていないことを留意いただきたい。

 今回届いたのは、ディスクドライブ搭載版だ。まずは外箱から。イメージしていたよりもコンパクトで、実際に従来モデルと比べても小さくなっているようだ。筆者は従来モデルを購入した際、千葉県の家電量販店から都内の自宅まで、(当時は品薄だったため)購入できた喜びと巨大な箱を運搬する苦しみを感じていた記憶がある。店舗での購入となった場合も、従来モデルより持ち帰りやすいサイズになっていることはうれしい要素だろう。

 そして、30%の小型化とされる新型PS5の第一印象は「圧迫感が減ったな」というものだった。従来モデルもスタイリッシュなつくりではあったのだが、特に縦置きした際の上部の厚みが目立ち、設置した際にかなりの存在感を放っていた。新モデルではスリム化によって上部の厚みがかなり改善され、流線型の美しいフォルムはそのままに、スムーズにインテリアに溶け込めるようになっている。

 また、“置き方”については、新モデルには横置き用パーツが付属。縦置きする場合には、別売りの縦置きスタンドの使用が推奨される。横置きはどうしてもスペースを取ってしまうため、縦置きするユーザーが多いと思われるが、その際にネックとなっていたのが前述の圧迫感だった。そうした意味でも、新モデルのメリットを最大限に享受するなら、縦置きが優先的な選択肢となるのではないか。

 正面の入出力端子からはUSB Type-Aがなくなり、USB Type-Cが2つに。背面の入出力端子は位置の微調整のみで変化はない。ディスクドライブの取り出しボタンは、電源ボタンの横からディスクドライブの端に移動となっている。

 そして、新モデルではディスクドライブの取り外しが可能だ。従来モデルでも可能だったカバーの取り外しからスタートすると、そのまますぐ簡単にディスクドライブを外すことができる。従来モデルよりもカバーの取り外しはスムーズ。筆者は従来モデルで「カバー、割れそうだな……」と思いながらも、思い切って力を入れて外した記憶があるのだが、新モデルではある程度の力(説明は難しいが……)で外すことができた。実際に従来モデルでの取り外しを経験したユーザーであれば、この改善に価値を感じるのではないだろうか。

 スリム化によって圧迫感がなくなり、部屋に溶け込みやすくなった新型PS5。ストレージ交換を考えてもありがたいカバーの取り外し簡易化も含め、従来モデルと比較するとユーザー体験はかなり向上していると言える。従来モデル所有者の意見としては、購入当初は置き場所に迷うことも多かっただけに、新モデルのサイズ面でのメリットは大きく感じる。購入を検討している方にとって、本稿が参考になれば幸いだ。

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