『今日好き カンヌン編』最終話ーー韓国語のメッセージで「好きです……」 最後のアピールで女子から振り切った告白

みう、“最後のアピールタイム”ではるとに伝えたメッセージ

 『カンヌン編』の旅が、いよいよ完結。前回の5話で、最終日に先駆けてひと足早く結ばれたはなみち(植野花道)×りんかの“りんはな”を含めて、今回はなんと全3組のカップルが成立を果たした。まずは、しゅう(武田愁)×まき(冨永真姫)の“しゅうまき”。途中、はなみちがまきを意識する場面こそあれど、最後には悩みも、危なげもないカップル成立だった。そして、肝心のもうひと組は……。

 と、その答えを綴る前に、告白直前に設けられた“最後のアピールタイム”について振り返りたい。お互いが大好きな『ポケットモンスター』にまつわるプレゼントとして、モンスターボールに入ったプリンの指輪をプレゼントしたしょうご(今富将吾)。“世界でいちばん大切なもの”だというこのアイテムに、渡されたみう(磯村美羽)も「いいの? 本当にいいの?」と、何度も繰り返し問いかける。

 だが、みうの心のなかには、いつだってはると(八幡晴人)が。はるとがもし、みうに“好き”の一言を伝えれば、悲しいことだがしょうごがいつまでも僅かな可能性を感じ続ける必要もないだろう。たった一言がないために、みうははるとに対して、心置きなく心を預けられない。最後のアピールタイムでも、その姿勢は一貫していた。結局、はるとはみうに対して“好き”とは口にせず、前述のしょうごからのプレゼントの話題の流れで「好きな色ある?」と尋ね、なにか用意してきたのかと期待させたかと思えば、本当に彼女の好きな色が気になっただけのようだ。

 むしろ、ここでも相手をもてなしたのは、みうの方。2日目のグループ行動で一緒に描いてもらった似顔絵を持参すると、その裏には彼女によるイラストと韓国語のメッセージが。もちろん、韓国語も、あるいは人の心も読めないはるとには、その内容は想像もつかない(鍛錬された『今日好き』視聴者であれば、すでに察しがついたところだろう)。そのメッセージに、スマホのカメラをかざすと、翻訳されて出てきたのは……「好きです。」。

 この後に「昨日の夜も“やだな”って思ったけど、それでもはるとくんへの想いは、“悔しいけれど”なくならなかったから」と言葉の裏側まで本心を打ち明けたみう。3日目のバーベキューでは、真隣の席に腰を下しながらも少しも話しかけてこない上に、自身を横目にライバルのあやか(中山あやか)と楽しそうに網を突く始末。はるとはみうに対して、本当になにもしなかった。

 が、気にしまいとすればするほど、人とは気にしてしまうもの。前述の通り、このアピールタイムでも最後まで“好き”の2文字は出てこなかった。その点を含めて、みうは本当が語った通り、本当に悔しかったに違いない。彼女の代理人として、この文章を通してはるとに喝を入れたいくらいである(それすら飄々とかわしてきそうではあるが)。

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