『今日好き カンヌン編』5話ーー王子様からまさかの“フライング告白” 「この子といたら、本当に楽しい」

みう、はると×あやかの仲睦まじい姿に号泣 お互いに嫉妬をさせあう場面も

 『カンヌン編』を謳っていながら、旅の舞台に登場するのはソウル市街ばかり。カンヌンの地が一度も映らない……という視聴者の疑問がようやく伏線回収されたのが、前回の4話。ようやく辿りついたカンヌンビーチで、今回の旅で最も複雑な関係性の下にいるメンバーたちが大きな動きを見せる。

 はると(八幡晴人)を巡る、あやか(中山あやか)とみう(磯村美羽)のライバル関係だ。といっても、女子2名がはるとを奪い合ったり、2ショットに割り込みをしたり、といった直接的なシーンはなく、彼がこのふたりの間を飄々と行き交っているという表現が正しいだろうか。

 あやかを前にすると「久しぶりだもん、楽しく女の子と喋れたの。3年ぶりとか」という核心の一言を披露。あのシャイなはるとが、あやかには自然と会話に誘うなど、当初の緊張感はなく女子とのトークにも慣れを感じてきたようだ。あやかもまた、はるとの天然だが、ゲームのルールにやたらと厳しいなど、どこか掴みきれないところを面白がれる性格のよう。いまのところ、ふたりの相性は抜群に思えてしまうが、ところで前述の“3年ぶりに女子と楽しく会話できた”という発言。その3年間のなかに、この3日間で最も近い距離間で接してきたみうとの時間は含まれているのだろうか?

 気になる張本人とあやかの仲睦まじい姿を見て、みうのやきもきするキモチに加速が止まらない。なんとかはるとの意識を向けようとするも、彼の方もまた「(自分の方に)無理に来なくてもいいけど。しょうご(今富将吾)の方に行きたかったらいいけど」など、お互いがお互いを嫉妬させたいと思ってしまい、会話が空回りしてしまう。

 ビーチから夕食のBBQ会場に移動した際も、はるととあやかが楽しげに網をいじる様子を一人、ご機嫌斜めな表情で見つめるみう。それしかすることがないのだから、食が進みに進んで仕方がないようだ。「やっぱりどうしても、はるとくんが気になっちゃうし」。この後、はるとのつれなさに大粒の涙を溢していたが、“恋とは好きになった方が負け”とは、よく言ったものである。旅の序盤から想定していた通り、はるとよりもむしろ、みうの方が彼にハマってしまっていた。振り向いてもくれない。2ショットに誘うことも、なんならいまは喋りかけてすらくれない。みうの3日目は、この旅史上で最も過酷な1日となった。

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