なえなのや森香澄らが所属するseju・プロデューサーが語る“SNS時代の育成論” 「スカウトの基準にフォロワー数は関係ない」

sejuプロデューサーが語る“SNS時代の育成論”

 インフルエンサープロダクションとして多数の人気インフルエンサーを抱えるGROVE株式会社から、なえなのを筆頭にした芸能プロダクション部門として『seju』が立ち上げられた。sejuはいまの時代の「可愛い」をテーマにした事務所で、インフルエンサー活動と、芸能の仕事を両立できる場所でもある。TikTokなどのSNSでの活動は勿論、NTV「ズームイン!!サタデー」やCX「呼び出し先生タナカ」(フジテレビ系)などSNSを飛び出して活躍中のなえなのや、バラエティ、雑誌、MCなどで幅広く活躍する元テレビ東京のアナウンサー・森香澄ら話題のタレントだ。

 今回は、sejuのプロデューサーを務める上田悠一郎氏にインタビューを実施。いまsejuが目指す場所やスカウトの基準、これから取り組んでいきたいことまでを語ってもらった。

インフルエンサーではなく“新しい芸能事務所”としてのseju

――sejuというプロダクションについて、改めて教えてください。

上田:コンセプトとしては、いまの時代の「可愛い」をテーマにした子を集めるということです。もともとGROVE自体はYouTuberやインフルエンサーが所属していましたが、その中でも芸能志向の強い子たちを集めて立ち上げた事務所がsejuになります。

――どちらかというと芸能事務所に近い形でしょうか?

sejuのプロデューサーを務める上田悠一郎

上田:たしかにインフルエンサープロダクションというよりは芸能事務所に近いかもしれません。我々としては“新しい芸能事務所”と捉えています。

――sejuを立ち上げた経緯について教えていただけないでしょうか? また、GROVEから独立させる形にした理由があれば、教えてください。

上田:sejuを立ち上げたきっかけとしては、なえなのの存在が大きく関わっていますね。GROVEは私が入社したときにはSNSで活躍するインフルエンサーやクリエイターのプロダクションでしたが、さまざまなビジネスを展開するなかで、結構独特な色が付いたことが、プラスでもありマイナスでもあるなと感じていて。そのため、プロダクション機能は別に移行したいという話はずっと上がっていました。
ただ、誰を立てていくかやテーマ性が全然決まっていなかったんです。そこで当時、なえなのを担当してた僕が「この子を軸とした女の子のレーベルって面白いんじゃないか?」と考えたところから始まりました。

――なるほど。それはなえなのさんが起点と言っても過言ではないですね。

上田:そうですね。ある意味、起点だったのかなと思います。なえなののために箱を分けてもいいのかなと。

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