『PlayStation Showcase 2023』で発表された注目タイトルは? 気になる作品4つをピックアップ!

『Beat Saber』のPS5版が発売。さらに日本のPS4版では各種DLCが配信開始

 流れてくるアイコンをリズムに乗って切るVR専用リズムゲーム『Beat Saber』が、PSVR2に対応。オリジナル版の配信開始から約4年を経て、PS5でも本作が遊べるようになった。PSVR版をすでに持っている人はPSVR2版へのアップデートが可能で、さらに所持中の追加楽曲は共有できる。

Beat Saber - PS VR2 Reveal Trailer and Queen Music Pack Announcement | PS VR2 Games

 PS5への対応と並んで特徴なのが、PS4版(日本向け)ダウンロードコンテンツの配信状況の改善だ。ほかのバージョンでは発表から早々に配信されていたが、日本のPS4版ではダウンロードコンテンツの楽曲の実装が滞っていた。例を挙げると、アメリカのロックバンド、Green Dayの楽曲が配信されたのは2019年の12月だが、日本のPS4版では最近まで購入できなかった。

 それが、2023年5月25日を皮切りに、それまでにストア上で表示だけされていた分を含めて一斉にDLCの配信が始まった。Green Dayはもちろん、今回PSVR2への対応とともに配信されたQUEENのDLCパックも購入可能だ。日本のPS4版『Beat Saber』のDLCにまつわる状況は、今後ほかのバージョンと足並みをそろえていくのではないかと思われる。

アジア風の世界観で描かれるアクションゲーム『PHANTOM BLADE 0』

 中国のゲームスタジオ「S-GAME」が手がける新作アクションゲーム『PHANTOM BLADE 0』がPS5向けに発売される。発売時期や価格は未定だが、発表に合わせて約3分40秒のアナウンストレイラーが公開された。

Phantom Blade Zero - Announce Trailer | PS5 Games

 映像は、主人公と思しきキャラクターが雨林を駆け抜けるシーンからスタート。顔のない敵や虎の形をした大砲をくり出す男など、多彩な敵が登場したと思うと、その後は剣戟を軸にしたアクションシーンが目白押し。敵も味方も目にも留まらぬ速度で武器を振るっており、本作の戦闘パートにおけるスピード感は相当なものになりそうだ。長剣や双剣、暗殺用と思われる短剣など、さまざまな武器も確認できる。

 海外向けのPlayStation Blogには、本作の詳細が掲載されている。主人公は“オーダー”と呼ばれる組織に仕える腕利きの暗殺者だが、あるとき組織の家長殺害の罪で告発され、その後の調査において重傷を負ってしまう。そして、傷の影響で余命が66日しかない。命があるうちに、事件の背後にいる黒幕を見つけ出すため、さまざまな敵を戦う……というのが本作のあらすじとなる。

 ほかにも、本作は“セミオープンワールド”を採用。オープンワールドほどの広さはないが、代わりに多様なアクティビティが組み込まれた複数のマップを提供するという。武器や防具、アーティファクト、スキルといった、キャラクターのカスタマイズ要素もたくさんあるようだ。

 『原神』や『アークナイツ』といった人気タイトルを見てみると、中国発のゲームの進化には目を見張るものがある。死闘が味わえそうな本作の全貌について、続報を待ちたい。

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