ChatGPTで使える「食べログ」は“選ぶ負担”を軽減してくれる? 従来の検索との違いを検証してみた
従来の「食べログ」内の検索との違いは?
気になるのは、従来の食べログ検索とChatGPTプラグインの違いだろう。食べログのサイトにはもともと、さまざまな条件を指定して店舗を探せる検索機能が用意されている。
日時や場所や人数、料理ジャンルや予算のほか、「飲み放題」「貸切可」などのこだわり条件や、「友人・知人と」「接待」などの利用シーン、「カウンター席」「座敷」といった店内設備を指定することも可能だ。
先述のとおり、プラグインの場合には予算の指定がうまく行えなかったり、「大学生の飲み会」と「50代の会食」で同じ店舗がレコメンドされたりと、細かい要望が十分に反映されていないと感じる部分も多い。条件にしっかり合致する店舗を探すなら、従来の「食べログ」内の検索を使うほうが現時点では確実といえる。
一方で、条件を指定しての検索の場合、検索結果のヒット件数が多すぎて選ぶのに迷ってしまうというケースもあるだろう。ChatGPTのプラグインは、指定した条件に合う店舗が3〜5件程度に絞り込んだ店舗が表示されるので、そのような「選ぶ負担」を減らしたいという場合に役立ちそうだ。
現状では、条件にそこまで細かいこだわりがないときに、気軽に飲食店を探したい場合にプラグインを使い、条件をしっかり指定して探したい場合は従来の検索を使うといった使い分けが適しているといえるだろう。
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