26歳で社会人となった元AKB48・島田晴香、就活生に共感 「Z世代AI就活相談会」で募られたリアルな悩みとは

 2023年5月27日、元AKB48で現・株式会社Dct代表取締役を務める島田晴香氏とZ世代の大学生10人が集まって行われたバイドゥ株式会社主催SimejiLab「Z世代AI就活相談会by Simeji」。

 キーボードアプリ『Simeji』に新搭載されたAI機能を使って、就活相談をしてみるという新しい試みのイベントだ。開催にあたり、島田氏からは「今回のイベントでAIのヒントを得られたらと思います」と抱負を述べた。

α世代やZ世代から多く支持されている『Simeji』

 テーブルを囲み、穏やかな雰囲気で始まったイベント。まず最初にバイドゥ株式会社 プロダクト事業部の古谷由宇氏からSimejiについての説明が行われた。

 『Simeji』は、現在5,500万DLを越えているスマホ用キーボードアプリ。利用者は女性が6割強で、α世代やZ世代から多く支持されているという。搭載されている顔文字は20万以上、専門用語200万ほどあり、変換機能の強さは大きな特徴の一つ。ほかにも入力エフェクトなど多彩な機能を搭載しており、多くの人が楽しめる入力ツールとなっている。

 そこに新たに搭載されたのが、ChatGPTを活用した「Simeji AI」だ。スマホのキーボード上で使えるツールで、質問をしたり、テキストを生成したり、メールの返信文を作ってもらうといったことができる。

 今回のイベントでは、この「Simeji AI」を使った就活相談が実施された。

Z世代が選ぶ就活のお悩みランキングTOP10

 Simejiアプリ上でアンケート調査を行った結果を発表している「Simeji ランキング」にて調査されたのが、今回のテーマ「就活のお悩み」。そのTOP10が発表された。

 1位「面接に自信がない」2位「自分に向いている仕事がわからない」といった時代を問わず学生たちが悩んできた悩みが寄せられていた。中には「社会人になるのが不安」といったものも。

 ランキングを見た島田氏は「私は就活したことないので、こういう悩みがあるんだと思いました。でも『社会人になるのが不安』というのはみんな一緒だと思います。自分は26歳で社会人になったので、なおさらプレッシャーがありました」と、アイドルから社会に出たときの悩みを話していました。

「Simeji AI」に就活の悩みを相談してみた

 続いて行われたのが「Simeji AI」を使って、就活の悩みを打ち込んでみるというコーナー。指名された大学生が代表して、自分のスマホを使って悩みを打ち込んでいた。

質問1:「自分の強みがわからない」

 最初の悩みは「自分の強みがわからない」というもの。悩みに対して「Simeji AI」から長文の回答が寄せられる。それを見た島田氏は「すごく的確な内容」と感動の声を上げる。

 「志望動機や将来のビジョンがわかってるからこそアピールが出来ます。書かれていることに完全同意です。『Simeji AI』すごいですよ!」(島田氏)

質問2:「エントリーシートがうまくかけないけど、どうしたらいい?」

 次の学生が入力した「エントリーシートがうまくかけないけど、どうしたらいい?」という問いに対しては、テンション高めなまるで友人から受け取ったような絵文字も入った回答に。この回答を見た島田氏は「確かに、第三者から見える自分を教えてもらうことは大事」と話す。

 「エントリーシートを初めて見た人から、どう見えるのかを友だちや第三者から意見をもらえば、見えてなかった自分がみえてくるかも」(島田氏)

 また、回答を見た大学生からは「まだ〆切まで時間があるので、自分がアピール出来ることリストアップして何度も書き直して、より良いシートを作れるように頑張りたい」と話していた。

質問3:「自分の強み、やりたい仕事がわからない」

 こちらのお悩みに対して、島田氏は「先輩にきいてみては」と提案。

 「AKB48ではメンバーの体調の変化に気づくのが早かったりと、誰かしらのお世話をよくしていました。その中で人に何かすることが好きだと気づいたのです。出来れば好きなスポーツで何かお仕事が出来ないかと周りに相談する中で、スポーツマネジメント向いているのではというアドバイスをいただき、辞める決断につながりました」と、周囲に相談することで決断につながったというエピソードも披露した。

質問4:「自分に合う仕事がわからないです。どうしたらいいですか」

 こちらの質問に対しては、好きなことを仕事にしたいかどうかが話題に。ある学生が「仕事と趣味は別々にしたい」と話すと、島田氏は「中身を知りすぎてきらいになることもあるかも」と返す。

 最終的に学生からは「今はまだ何にもイメージが沸いてないので、『Simeji AI』さんにきいてみようと思います」とまとめていた。

質問5:「面接に自信がない」

 島田氏は自身が16歳の時に受けたAKB48オーディションについて「がちがちに緊張して大変でした。何も準備してなかったのですが、体育会系のノリでいったら、それがよかったみたいです」と、裏話を披露。「一言一句決めた文章を言おうとするより、単語だけきめておいて話すといい」とアドバイスする。

 学生から「答えや質問が浮かばなかったとき、素直に『浮かばない』と答えてしまいそう」という声があがると、島田氏は「浮かばないけど、私なりにこう思うといったように、自分なりのプラスをつけることが大事では」と話していた。

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