JR東日本とKDDIが共創するスマートシティ、名称は「TAKANAWA GATEWAY CITY」に決定 

 JR東日本が推進する「品川開発プロジェクト」の街の名称が「TAKANAWA GATEWAY CITY」に決定したことが発表された。都内最大級約4haのパブリックレルムのコンセプトを「53 Playable Park」と命名し、1㎞以上にわたって駅や広場、ビオトープなどからなる遊び場を誕生させる予定。

 JR東日本の代表取締役社長・深澤祐二氏は、「TAKANAWA GATEWAY CITY」で心豊かな暮らしのための街づくりを進めていくために、「ゼロカーボンでサステナブルな環境先導のまちづくり」と「街を100年先を見据えた社会課題解決のための実験場とすること」の2つのビジョンを掲げた。

 さらに記者発表会では、2020年12月に分散型まちづくり「空間自在プロジェクト」に向けた基本合意書を締結したKDDI株式会社との共創を発表。記者発表会には株式会社KDDIの高橋誠氏も登壇した。

 JR東日本とKDDIは、リアルとバーチャルと掛け合わせることによって、「TAKANAWA GATEWAY CITY」からともにイノベーションを創出することを目指すという。

 また、KDDI株式会社は、分散型スマートシティの実現を自らが実践し加速させるため、2025年の春を目途に本社を「TAKANAWA GATEWAY CITY」に移転予定。1.2万人の社員のデータを活用し、様々な働き方や新しい暮らしを提案するなどの社会課題解決を目指す。

 「TAKANAWA GATEWAY CITY」の複合棟Ⅰおよび高輪ゲートウェイ駅周辺エリアは2024年度末に開業予定。その他エリアは2025年度中の開業を予定している。

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