“オオカミちゃん”を疑われているメンバーは? 史上初、海外で中間告白が行われる『花束とオオカミちゃんには騙されない』を振り返って予想

 10代をはじめ20代女性を中心に絶大な人気を誇る、ABEMAの恋愛番組『オオカミには騙されない』シリーズの最新作『花束とオオカミちゃんには騙されない』(以後、『花束オオカミ』)が早くも「中間告白」を迎える。

 今回は女子側に恋をしているフリをした「“嘘つき“オオカミちゃん」が1人以上潜んでおり、中間告白では自身がオオカミちゃんではないと証明するとともに男子メンバーに想いを告げることとなる。ここでは現時点でのメンバーの恋の矢印を追いながら、オオカミちゃん予想をしてみたい。

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 第3話までの放送で怪しい動きをしているように見えるのは、まずはくれは(中川紅葉)ではないだろうか。男性メンバーが第一印象で気になった女性メンバー1名に、一輪のバラとイヤリングを渡す「ファースト・フラワー」では誰からも選ばれることのなかった彼女が、いまやりゅうたろう(今井竜太郎)、とうたろう(柊太朗)の2人のなかで気になる相手(りゅうたろうのなかでは大本命)になっている。まだ揺れ動いていそうな相手、かつ「ファースト・フラワー」で両想いになっていない男子2人に対して、見事自分に矢印を向けさせることに成功しているのだ。

 筆者の個人的な意見になってしまうが、自身の大学時代を振り返ってみても、なかなか大学生が高校生に興味を持つというのは少数派だったように思える。個人の趣味趣向があるとはいえ、どうしたって年上に憧れを抱きやすい年頃といえるだろう。くれははりゅうたろうにロックオンするかのように、好きなタイプとして真っ先に「眉毛が濃い人」と彼のわかりやすい特徴を挙げたのは確信犯に違いないが、その後割とすぐにとうたろうと迷い始めたような印象がある。中間告白前日、ちせがとうたろうを誘い出した韓国での大陽LINEデートに、参加意志を表明せず当日飛び入り参加したのも、りゅうたろうからの自分への恋心を途切れさせることなく、事前にLINEでの返事を避けたようにも見える。

 ただ、ちせにも気になるところはある。「ファースト・フラワー」をもらったとうたろうからのイヤリングは着けず、ほかに気になる人がいると打ち明けた際に、彼がすぐに「応援したい気持ちが強い」と答えたのに対して「なるほどね」と即答した。周囲にもおみ(夏生大湖)への気持ちが大きいと打ち明けており、おみとも両想い確定な甘い時間を過ごしたちせ。そこにとうたろうが入る隙はなさそうで、そんな相手に「ほかに気になる人がいる」と気まずさもあるなか伝えたところ、相手が思いの外すぐに納得し、引き下がってくれたのであれば、通常のリアクションは「ごめんね、ありがとう」と、気持ちに応えられないことへの謝罪と応援してくれた感謝が出てきそうな気がする。

 ちせがもともと自身がオオカミちゃんとして思い描いていたストーリーは、とうたろうの気持ちを自分に向け、おみとの三角関係にもつれこむというものだったとすると、「なるほどね(=そうきたか)」のようにも聞こえ、予想外の方向に話が進んでいることへのリアクションだったのかなと思えなくもない。

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