アソビシステム、Activ8、KDDI3社が戦略的提携 リアルとバーチャル、両面で活躍する「次世代型アーティスト」の創出に向けて
アソビシステムホールディングス株式会社、Activ8株式会社、KDDI株式会社は2023年3月7日、リアルとバーチャルの両面で活躍する「次世代型アーティスト」の創出とメタバース時代に最適な関連コンテンツの開発に加え、これらのグローバル展開を目的とした戦略的提携に向け、基本合意書を締結した。
3社は今後、アソビシステムとActiv8が設立した合弁会社ANNIN株式会社を通して、本合意の目的実現に向けた検討を行っていくとのことだ。
ANNINは、きゃりーぱみゅぱみゅをはじめとしたリアルアーティストのプロデュースに強みを持つアソビシステムと、世界中に1,000万人を超えるファンを持つバーチャルタレント「Kizuna AI(キズナアイ)」を生み出したActiv8が、バーチャルヒューマンやアバターなどを活用した次世代型アーティストの輩出を目指して2023年2月に立ち上げたプロダクションだ。
今回、そのプロダクションに参画したKDDIは、2023年3月7日に始動するメタバース・Web3サービス「αU(アルファユー)」において、自由視点映像を高精細で楽しめる「αU live」やNFTを扱う「αU market」「αU metaverse」など多数のエンターテインメントサービスを提供することを発表していた。
3社は、アソビシステムとActiv8がこれまで培ってきた知見などをもとにリアルとバーチャルの両面で活躍できる新たな次世代型アーティストの創出に取り組んでいくとのこと。
また、創出される次世代型アーティストや、アソビシステムとActiv8に既に所属しているアーティストに対して、KDDIが「αU」を活用したライブイベントなどファンとの交流の場を提供するほか、プロモーション、その他XRなどの先端技術を活用したコンテンツ開発などの支援を行います。
まとめると、それぞれの役割は下記のような形になる。
アソビシステム:アーティストの発掘、プロデュースおよびマネジメント
Activ8:次世代型アーティストのプロデュース、バーチャルコンテンツ制作、開発
KDDI:「αU」などのメタバース・Web3サービスの提供、プロモーション
合意にあたっては「このような取り組みを3社が協力して行うことで、国境を越えて多くのファンに愛される日本発のアーティストを育成するとともに、ファンの皆さまに対して新しい体験価値を提供していきます」とコメントが発表されている。