伊東ライフが産んだ最高傑作? にじさんじ・愛園愛美が放つ"キュートでセンシティブ"な魅力
一目見ればたちまち周囲を魅了するビジュアルと、本人の性格も相まってセクシャルな一面を持ちあわせた愛園愛美。彼女の同期といえば男性タレントの三枝明那である。
甘いマスクと優しいな声色の持ち主でありながら、うるさいくらいの元気さも特徴である三枝。ボーカルグループ・Rain Dropsのボーカリストとしての一面、パーティゲーム『Fall Guys』などで激ウマプレイを見せる一面、多人数コラボでは関西人らしくボケ・ツッコミを常に伺う盛り上げ役としての一面、さまざまな才能を発揮してにじさんじを盛り上げてきた。
VTuberのリアリティを知る三枝明那は、地道な努力で“ポジティブな未来”を切り開く
VTuber・バーチャルライバーグループ「にじさんじ」の一員として活動をするには、オーディションなどを通過しないといけない、とこ…
当時、現在ほど男女の異性コラボが積極的ではなかったにじさんじにおいて、愛園と三枝による「紅ズワイガニ」は何度となくコラボ配信をおこない、にじさんじでも屈指の男女コンビとなっていくことになる。
デビュー後は月に1回のペースでコラボ配信をおこない、同年10月からは「紅ズワイガニの壁になりたいラジオ」と題したトーク配信を実施。2019年12月24日のクリスマスイブにはファン待望のオフコラボを実施すると、当時としては破格となる25000人以上のリスナーが集まる大人気配信となった。
2人のデビューから2年目を目前に控えた2020年3月27日、三枝が逆凸(※)配信をおこなっていたところに愛園が途中参加した際には珍しい出来事もあった。この日の逆凸配信は三枝が自身のYouTubeチャンネル登録者10万人を迎えた記念としておこなっていたものだが、なんとその最中に愛園のYouTubeチャンネル登録者も同じく10万人の大台を突破したのだ。
「今月中に10万人いけたらいつか来る3Dお披露目配信でうたいます。」
そう宣言し、この月かなり精力的に配信活動などをしていた愛園はその場で号泣。デビュー同期同士が同じ日に同じ空間で、同じ殊勲を祝福しあうという非常にレアな瞬間を迎えた。
(※編注:逆凸=配信界隈の用語。突発的なゲスト参加を知人や視聴者から募る「凸待ち(突撃待ち)」という文化があり、「逆凸」はその逆、つまり配信をしている者が誰かに突然通話を掛けていくこと。事前に予告をする場合もあれば、予告せずに本当に突撃していくパターンもある)
こうして同期としての仲を深めていった2人。2020年8月22日に「マイクラにじさんじ鯖夏祭り2020」が催された際には、三枝が愛園を誘って2人で参加し、にじさんじの同僚らから茶化されつづけることになった。
にじさんじ公式から投稿された同企画の切抜き動画は、愛園・三枝の柔和な関係性や2人を茶化しつづけるにじさんじメンバーの姿など、活気を呈した同企画をまとめた動画として、100万を超える再生数を残すことになった。
異性同士のコンビということもあり、2人が望む・望まない所で「カップル」とはやし立てられることが多く、三枝自身も女性と接するのがあまり慣れていなかったり、炎上のリスクがあることを懸念した発言をしていたこともある。
そんな経緯もあって三枝がどこかギクシャクとした態度となってしまったところを、愛園がぐいぐいと仕掛けて翻弄していくという独特な関係性・流れが紅ズワイガニの面白さでもあった。その後、徐々に三枝が温度感や距離感に慣れてくると、機を見てハッチャける三枝&それを見て愛園が呆気にとられるといった流れも生まれるようになった。
2人の関係性が「徐々に変化していく男女の友情ドキュメンタリー」として楽しまれたことで、当時は懐疑的な見方や炎上にも繋がるリスクが薄らぎ、「男女によるコラボ」も積極的におこなわれるようになっていった。
他の男女コンビが人気を集めているなかでも、愛園と三枝による2人の影響力も無視できないのだ。
2020年12月25日に催された三枝明那の3Dお披露目配信に愛園がサプライズ出演して以降、現在まで2人が面と向かって配信上で絡むことはパッタリと途絶えたままである。だが、デビュー後約1年以上に渡って支え合った2人の関係性は何物にも代えがたい。