Meta × SHIBUYA109はどのような可能性を生む? クリエイター支援のための拠点「Creator Collaboration Space」がローンチ
Metaは1月30日、株式会社SHIBUYA109エンタテイメントと業務提携し、3月3日からSHIBUYA109 渋谷店8階に「Creator Collaboration Space(クリエイターコラボレーションスペース)」をオープンすることを発表した。
オープンに先立ち、出来たばかりのスペースにて、メディアに向けた発表会を実施。MetaやSHIBUYA109に加え、ARクリエイターのアサギ東京氏、美容系クリエイターのたけたろう氏を迎えたクリエイタートークセッションも行われた。
Metaのクリエイターに対する取り組みとCreator Collaboration Space
最初にFacebook Japan代表取締役 味澤将宏氏から、Metaのクリエイターに対する取り組みとCreator Collaboration Spaceの概要について、説明が行われた。
SNSで自由に情報発信ができるようになった今、Metaはこれまでもクリエイターへの支援を強化してきた。例えば、Metaが開催しているグローバルイベント「Creator Week」では、世界中からクリエイターを集めて交流や学びの場を提供している。
そのような中、3月3日から1年間、SHIBUYA109と業務提携してオープンするCreator Collaboration Spaceを通して、大きく3つのポイントで日本のクリエイターの後押しを行っていくという。
・知見やスキルを身に付ける
既に活用しているプラットフォームの最新機能などを学ぶことに加えて、次世代で活躍するための必要なスキルを身に付ける
・クリエイター同士でつながる
互いに刺激を与えてモチベーションを維持したり、コラボレーションを通じて表現の幅やファン層を広げる
・新たなビジネスチャンスを獲得する
マーケティング施策としてクリエイターとの協業を考えている企業と繋がる場を提供
すでに活躍しているクリエイターに限らず、活動をはじめたばかりのクリエイターも対象とのことで、「1人でも多くの次世代クリエイターが生まれる場所に」と話していた。
SHIBUYA109がCreator Collaboration Spaceで目指す姿
続いて、SHIBUYA109エンタテイメント代表取締役 石川あゆみ氏とSHIBUYA109 lab.所長 長田麻衣氏から、施設概要と今回の取り組みについての説明が行われた。
渋谷のランドマークであるSHIBUYA109をはじめとした4つの商業施設や3つの直営ポップアップストアのほか、店頭を使ったメディア発信やマーケティングを行うSHIBUYA109 lab.、NFTやメタバースへの店舗展開も予定しているSHIBUYA109エンタテイメント。これまで培ってきた「若者インサイト」の知見を生かした若者ソリューションカンパニーを目指しているという。
そのような中、毎月200人もの若者の生の声と向き合い続けているというSHIBUYA109 lab.は、今回新たにCreator Collaboration Spaceが生まれることで、Z世代とのより密接な接点を企業にも提供できるのではないかと話す。
具体的には、企業×Z世代の共創型プロジェクトとして、3月10日に就職活動に関する「ワンキャリアイベント」を計画しているほか、若者向け/企業向けのセミナーやインタビュー調査などのマーケティング活動も考えていると言う。
長田氏は「活動の幅が広がっていくのでワクワクしている」とCreator Collaboration Spaceへの期待を話していた。