ヒカキン、早くも“今年二度目”の広告無断使用に憤りを隠せず 注意喚起動画で泣き寝入りを避けられるか?

 ここ最近ヒカキンを無断使用した広告の出現が止まらない。今回は、TikTok読み上げ機能を無断使用し、ヒカキンが宣伝している風を装った広告が登場した。

一生恨むぞ

 2023年2月23日にヒカキンが公開した動画「一生恨むぞ」にて、またもや無断でヒカキンが広告に使用された。今回の事案は、ダイエットサプリの広告だ。商品の紹介音声がヒカキンの声となっており、この件に関してヒカキンは一切関与していない。ヒカキンは過去、TikTokとのコラボで、「ヒカキンの音声読み上げ機能」を作成している。本機能はヒカキンいわく「ビジネスアカウントでは使えない」とのことだ。そのため、TikTokの読み上げ機能でヒカキンに喋らせ、その動画をTikTokではなくYouTubeのShorts動画に投稿するという、規制の絶妙な間をくぐり抜けるような事案となっている。

 他にもFacebookでヒカキンの偽アカウントが登場し、「100万円プレゼント」など、ありもしないことを謳っており、合わせて本動画で注意喚起を促した。

許せねぇ

 ヒカキンの無断使用はこれだけに留まらない。今年はすでに無断で広告に使用されており、同じく2023年2月には「許せねぇ」と注意喚起の動画を公開している。こちらの動画ではビットコインのキャンペーンを謳う広告に、はっきりとヒカキンの顔が映っている。さらに2022年にはアプリの広告に「ヒカキンもやっている」と、ありもしない事実が記載された過去もあり、今回同様に怒りの動画を公開した。

 いずれの動画でもヒカキンが言っている通り、正式に案件を受けているわけではない。本来ヒカキンクラスのYouTuberを起用するのであれば、莫大な予算がかかるだろう。しかし、無断使用している広告では、もちろんその費用も発生していない。そしてヒカキンはその事以上に、「ファンの方は信じないで下さい」と、自分の影響力からファンが騙されないかを心配し、積極的に注意喚起を促している。

 ヒカキンはネット上で「聖人」と称されることが多いが、今回ばかりはヒカキンも「聖人でもなんでもねぇ、オレはYouTube1キレやすいんだよ」と、怒りを顕にした。

 度重なるヒカキンの無断使用に注意喚起を動画にするも、なかなか止まらないこの事案。ファンたちの協力も虚しく、注意しては別の事案と発生するいたちごっこが終わらない。この無断使用問題を完全に撲滅するには、まだまだ長い期間が必要そうだ。

ヒカキン、広告に画像を無断使用され怒り心頭 「全部証拠を取っていく」と臨戦態勢に入る

日本のトップYouTuberであるヒカキンは「許せねぇ」と怒りを露わにした。自身の画像が仮想通貨広告に無断で使用されたことに動画…

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