『スプラ3』アップデートが配信 トルネード強化でスシコラは大躍進、スクスロやカニタンクは下方修正に

 1月18日、『スプラトゥーン3』でVer.2.1.0のアップデートが配信された。

 今回は対戦に関する調整や、不具合の修正などが行われた。本稿では塗り性能の向上やインク消費量の増加といったブキ性能の変更、スペシャルポイントの数値変更、そして性能そのものが変更になったスペシャルやギアなど、主だった内容を紹介する。

メインウェポンの性能変更

 まずメインウェポンの性能変更ではプロモデラーMG/RG、ジェットスイーパー、スペースシューター、ダイナモローラー、ワイドローラー、14式竹筒銃・甲、ノーチラス47といった8つのブキに上方修正が行われ、スクリュースロッシャーが下方修正となった。

 プロモデラーMG/RGはもともと高い塗り性能をもつブキだが、弾が落とす飛沫による塗りの半径が約10%大きくなった。

 新ブキのスペースシューターも、着弾点の塗り半径が約19%大きくなった。もともとサポート性能が強いブキであったが、今回のアップデートで、より自陣塗りや味方のサポート力が強化されたのではないだろうか。

 唯一の下方修正となったのは、スクリュースロッシャーだ。具体的にはインクの消費量が約10%増加となり、満タン状態からおおよそ12〜14発ほどでインク不足になった。しかし、その強力な射程や威力は健在。インク管理やギア構成でカバーできる範囲なので、引き続きさまざまな場面で猛威を奮うのは間違いないだろう。

スペシャルウェポンの性能変更

 スペシャルウェポンで変更があったのは、エナジースタンド、サメライド、トリプルトルネード、カニタンクの4つ。

 エナジースタンドでは、「復活ペナルティアップ」や「リベンジ」のギアによってエナジースタンドの「復活時間短縮」や「スペシャル減少量ダウン」の効果が打ち消されないようになった。

 サメライドは爆発後の無敵時間が長くなり、トリプルトルネードはダメージ範囲が約10%広がったうえ、ダメージが約50%アップした。

 トリプルトルネードの強化はかなり強力で、効果範囲ギリギリでもかなりのダメージが入るように。「避けたはずがキルされてしまった」ということがないように、今回の修正は頭に入れておこう。

 この強化により、サブにスプラッシュボム、スペシャルウェポンにトリプルトルネードを持つスプラシューターコラボに注目が集まり、使用するプレイヤーが増えそうだ。

 唯一の下方修正となったカニタンクは、「スペシャル性能アップ」のギアパワーを使用していない場合の継続時間が約9秒間から約8秒間に短縮。「スペシャル性能アップ」のギアパワーを最大まで使用している場合の継続時間は、これまでと同じとなる。

 約1秒ほど持続時間が短縮したカニタンクだが、弾の威力や射程に変化はない。引き続き、厄介な相手であることには変わりないだろう。

その他の細かい変更も

 上記以外では、サブウェポンであるラインマーカーのダメージが30から35に増加し、地形や相手にラインマーカーを当てた時の塗り半径が約2倍になった。

 また、人気ギアのイカニンジャにも変更が。まず、イカ状態になった直後の30/60秒のあいだ、インクの飛沫が見えるようになった。さらにイカダッシュ速度アップのギアを付けていた場合、その効果が一部打ち消されていたが、今回のアップデートで効果が打ち消されなくなった。

 一部ブキのスペシャル必要ポイントにも、変更が加えられた。

 減少となったのはスプラシューター、ヒーローシューターレプリカ、.52ガロン、.96ガロン、プライムシュター、スペースシューター、スプラマニューバーの7種。一方、増加したのは比較的塗り性能の強い、もみじシューター、スクリュースロッシャー、ドライブワイパーの3種。

 詳細な数値や変更に関する意図、不具合修正などは任天堂サポートの更新データページを確認しよう。ちなみに次回のアップデートでは3月に開幕が予定されている新シーズンのための機能追加やブキバランスの調整が予定されている。

 バトルに直結するメインやスペシャルの変更が多くあった、今回のアップデート。これをきっかけに、『スプラトゥーン3』のさらなる盛り上がりに期待したい。

2023年のゲーム業界の動向を予測。変わらないこと、変わること

さまざまな賞レースとともに2022年の総括が終わり、明けた2023年。今年はゲーム業界にとってどのような1年となるだろうか。20…

 

関連記事