YouTubeでは、運営から人気クリエイターへ謎のプレゼントが贈られることが稀にある。そんな気まぐれな贈り物がこのほど、6人組YouTuberグループ「東海オンエア」のもとへと届けられた。

　1月13日にYouTubeチャンネル「東海オンエアの控え室」に公開された「謎のスペシャルプレゼントが届きました」と題した動画にて、YouTubeの運営元であるGoogleからプレゼントが届いたとスタッフから説明され、大き目のダンボール箱を渡される東海オンエアのメンバー。中から出てきたのは、ポップな模様で彩られた謎の箱と運営からの手紙だった。

　手紙には、「2022年サウンドトラックは、あなたのおかげで素晴らしいものになりました。パートナーシップという継続的な支援に感謝していますし、あなたの作品の独創性には驚かされています。私たちからこのギフトを送ります」と綴られた上で、「あなたのクリエイター活動のスペシャルな思い出をもとにカスタムアルバムジャケットをデザインしました。レコードプレイヤーもお付けしました」「アルバムジャケットの中に秘密のスペシャルプレゼントをお入れしました。あなたのためだけに作成したものです」などと書かれていた。どうやら、東海オンエアイメージのアルバムジャケットと、レコードプレイヤーが今回のサプライズプレゼントらしい。

　アルバムジャケットの表面には、サイケデリックなイラストが描かれており、裏面には「東海オンエア：GREATEST HITSと銘打ち「誇りに思っている動画」「成功に導いてくれた動画」として、彼らの人気動画2本のサムネイルが刻印されている。この仕様から察するに、彼らの近年の人気動画を収録した架空のベストアルバムといったイメージか。さらに、ジャケットの中には、なぜかボブ・マーリーのアルバム「Legend」が封入されていた。おそらくこれが、「秘密のスペシャルプレゼント」だと思われる。リーダーのてつやも「俺らに対してはこれだよってこと？なんだろ。どういうことだろ？」と意図を掴みかねていた。何から何まで謎めいたYouTubeからのプレゼント。東海オンエアのメンバーは、とりあえず、「Legend」をレコードプレイヤーにかけて盛り上がるほかなかった。

　YouTubeにおいてチャンネル登録者数10万人、100万人、1000万人の達成記念にそれぞれシルバー、ゴールド、ダイヤモンドの盾が贈られることはよく知られている。それ以外にも、今回のような不思議なプレゼントが送付されるケースも時折ある。最近では、22年1月にヒカキンや東大発の知識集団「QuizKnock」が、YouTubeから一点もののデジタルアート「NFTアート」が贈られてきたと報告。またヒカキンは21年9月、チャンネル登録者数1000万人突破のお祝いに特製ケーキが届いたことも明かしている。

　このように、開封するまで何が入っているかわからないYouTubeからの謎のプレゼント。今後も人気クリエイターの元に突然配送され、彼らの動画のネタにされていくに違いない。