『プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 2nd - Will -』レポ 2ndアニバーサリーソングが形成した、会場の一体感

『プロセカ』2ndライブレポート

 人気のスマホ向けリズム&アドベンチャーゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』が送るリアルライブの2回目、『プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 2nd - Will -』が、1月7日、千葉・幕張メッセ国際展示場7〜8ホールで幕を開けた。

 当ライブは、Leo/need、MORE MORE JUMP!、Vivid BAD SQUAD、ワンダーランズ×ショウタイム、25時、ナイトコードで。といったゲーム中に登場する5組のユニットに、初音ミク、鏡音リン&レン、巡音ルカ、MEIKO、KAITOといったバーチャル・シンガーが加わるかたちで展開され、ゲームの中だけだった“セカイ”が、目の前に広がった。

 トップバッターとして登場したのは、ガールズバンドのLeo/need。まずは、オリジナル曲「STAGE OF SEKAI」をバーチャル・シンガーの鏡音レンとともに披露した。〈今ほら大好きなステージの上〉〈駆け上がろうよみんな一緒この世界なら〉という歌詞が、ライブのオープニングにぴったり。体を揺らしながら演奏するメンバー。キーボードの天馬咲希が手を上げて客席を盛り上げる姿も印象的だ。

 「Calc.」のカバーでは、初音ミクとコラボ。黒いロックなイメージの衣装を身にまとったミクが、ギター&ボーカルの星乃一歌と背中合わせになってギターをプレイする姿も実に格好いい。

 Leo/needは本編ラストにも登場し、初音ミクとともに「ヒバナ -Reloaded-」のカバーとオリジナル曲「ステラ」を披露した。火花が噴き出すステージで、拳を振り上げたミク。会場には観客の鳴らすクラップが響き渡り、ステージと客席が一つのセカイに融合したような一体感となった。

 バーチャル・シンガーたちは各ユニットに寄り添い、ステージを盛り上げる。初音ミクたちの普段とは違った装いを楽しむことができるのも『プロジェクトセカイ』の魅力だ。

 二番手には、アイドルユニットのMORE MORE JUMP!が登場し、ミクや鏡音リンもお揃いのアイドル衣装で可愛らしい姿を見せてくれた。元気いっぱいの「モア!ジャンプ!モア!」では、息の合った振り付けで観客を魅了し、観客はペンライトを全力で振って応援し会場がグリーン一色に。「ヴァンパイア」のカバーではステージに炎が吹き出し、スクリーンにはハートやコウモリの映像が流れる。振り付け講座のかいもあって、会場がまさしく一つになって盛り上がった。

 後半戦で登場した際は、ミクとの「心予報」、鏡音リンとの「天使のクローバー」も披露した。「みんなお待たせー!」と登場すると、勢いよくスモークが吹き出したステージ。ノリのいいサウンドをバックに、弾けるようなダンスと笑顔で目の前のファンに希望を届けた。

 カジュアルなファッションとクールな楽曲で、おしゃれなステージを展開したのは、男女混合のストリート系ユニットVivid BAD SQUAD。バーチャル・シンガーKAITOとともに披露したオリジナル曲「シネマ」では、ラップ調のメロディも聴かせ、ヒップホップ系のダンスでかっこ良くキメた。

 また、ボカロ曲の金字塔「ECHO」のカバーも披露。シンプルな四つ打ちのビートと英語の歌詞、巡音ルカのボーカルに小豆沢こはねや白石杏の声が徐々に重なっていくオチサビなど、聴きどころと観どころが満載のステージを展開。

 後半戦では、鏡音リンを迎えたオリジナル曲「街」と初音ミクを迎えての「DAYBREAK FRONTLINE」のカバーを披露。「街」を歌う際には、同曲がメンバーのルーツとなる大事な曲であることをコメント。夕焼けがにじむようなライティングと情感のこめられたボーカルによる、“エモ”さあふれるステージに胸が熱くなった。

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