米YouTuber兼シェフが世界で一番体重が重い力士にランチを提供 驚きの量やこだわりの日本料理とは?

 アメリカのシェフ兼エンターテイナーの「Nick DiGiovanni」(チャンネル登録者数804万人)が、自身のチャンネルにて日本人力士とおもしろい企画を行った。

Cooking For The World’s Heaviest Sumo Wrestler (600 LBS)

 該当の動画は2022年10月23日に投稿された「Cooking For The World’s Heaviest Sumo Wrestler (600 LBS)」で、世界で最も体重が重い力士とされる「Yama」(山本龍一さん)に食事を提供するという内容だ。

 Yamaは体重270kg、「日本で一番体重が重い人間」としてギネスブックにも掲載されている。一度の食事で相当な量の食べ物を摂取することが予想される彼に、Nickがどのような料理を提供するのか非常に見ものだ。

 Nickは今回、Yamaが午前のトレーニングを行っている間にランチを準備することに。用意したランチはコース料理となっており、メニューは全部で5つだ。1つ目の料理は刺身盛りで、大きなお皿に盛られたまぐろやサーモンなどの刺身がYamaの目の前に運ばれてくる。

 今回のコース料理の特徴は、量だけではなくクオリティを重視したメニューであること。さまざまな種類の日本酒や本物のわさびなどが一緒に用意されている点や、調味料の割合にかなりこだわっているところなどから、Nickの本気度が伝わってくる。

 刺身盛りを完食したYamaのもとに、2つ目のメニューである巻き寿司が運ばれてきた。その数はなんと70個。しかし彼はまだまだ余裕があるようで、子どもの頃の思い出話などをしながら箸を進める。次の料理のためにまだ巻き寿司が残るお皿を下げようとした男性を制止し、綺麗に完食してみせた。

 3つ目のメニューは、力士の食べ物というイメージが強いちゃんこ鍋。このNickが作ったちゃんこ鍋が、実に日本食らしいことに大変驚かされた。飾り切りされた椎茸や白ネギ、縁起をかついで入れた鶏肉などがあり、締めにうどんを用意している点も含め日本のちゃんこ鍋そのものである。

 コースも終盤、4つ目に登場したのは3種類の和牛料理だ。宮崎や北海道から仕入れた和牛はすべて証明書つきで、Yamaも驚きと喜びを隠せない様子だった。和牛の調理方法や付け合せなどにもNickのこだわりが詰まっており、彼の料理人としてのセンスを感じられる。

 さすがのYamaもお腹が膨れてきたようだが、そこに最後のメニューであるデザートが登場する。Nickが何を用意したのかは、ぜひ直接動画で確認してみてほしい。

 今回の動画は、Nickの料理はもちろん、Yamaがちゃんこ鍋の食べ方や日本の飲酒文化についてNickらに教えるシーンも非常に見応えのあるものだった。日本人にとって興味深い動画となっているので、この機会に視聴してみてはいかがだろうか。

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