ついに日本初上陸となるフィアット・デュカトは「キャンピングカー」仕様で登場。 2023年はキャピングシーンの主役となる?

フィアット「デュカト」日本初上陸

 コロナ禍でワーケーションや車中泊でキャンピングカーの人気が高まっている昨今、魅力的なモデルが発売された。それはフィアットのビジネスモデル「デュカト」。同車はヨーロッパでシェア7割を超える人気商用車だ。今回はキャンピングカーのベースモデルとして導入されるクルマを紹介する。

欧州ではダンプカーから救急車までと幅広く活用される車両

 Stellantisジャパンはフィアットの商用車部門のベストセラー車、DUCATO(以下デュカト)の2022年モデル(Series 8)を発表し、12月より販売を開始した。ヨーロッパで同車はベストセラー商用車として知られるクルマ。その用途は建築現場で活躍するダンプカーから救急車までと幅広い。日本市場に初導入される「デュカト」は活況のキャンピングカー市場向けで、そのベース車として導入される。

圧倒的な装備内容

 デュカトは昨年、モデルチェンジ並とも呼べる大幅なマイナーチェンジが施されている。LEDのヘッドライトやデイタイムランニングライトを装備し、バンパー下部にはコーナリング機能付きのフロントフォグランプを装備。

 ボディの骨格には伝統の「オールフォワード」アーキテクチャーを採用。これは前輪駆動の利点を活かした広い荷室空間を実現するだけでなく、優れた快適性と積載性を実現。運転席は操作スイッチ類を集約した革巻きのステアリングホイールや7インチフルカラーTFTディスプレイのメーターなど商用車といえども乗用車から乗り換えても違和感ないもの。

 また、センターコンソール中央には、10インチ・タッチスクリーンを備えたUconnectインターフェイスを装備。これはナビゲーションシステムをはじめ、アップルカープレイやアンドロイドオートに対応している。

 もちろん、最近の装備の必需品となりつつあるスマートフォン用ワイヤレスチャージャー、3つのUSBポート、3つのカップホルダーも。

 空間を広く使うために、電動パーキングブレーキや機能的で省スペースなドアパネルを採用。特長的なのは前席のしかけだ。運転席および助手席にはキャプテンシートを採用、両席ともに180度回転させることができるため、キャンピングカーユースの際には効率的に前方のスペースを利用可能だ。

 搭載されるエンジンは最高出力180hp、最大トルク450Nmを発生する第3世代の2.2リッター MultiJet 3ディーゼルエンジン。これに9速ATが組み合わされる。また安全装備およびドライバーアシスタンスは衝突被害軽減ブレーキや、レーンキープアシストなど乗用車に準じたものが装備される。モデルバリエーションは下記の3つ。

•L2H2:全長5,410mm、全幅2,050mm、全高2,525mm、ホイールベース3,450mm
•L3H2:全長5,995mm、全幅2,050mm、全高2,525mm、ホイールベース4,035mm
•L3H3:全長5,995mm、全幅2,050mm、全高2,765mm、ホイールベース4,035mm

標準ボディと、そのロングホイールベースモデル。ロングホイールベースのハイルーフ仕様と用途に応じて選択可能。キャンピングカーベースとして魅力のデュカト、価格帯は512万5000円から547万5000円。ノーマルなら荷車として使うこともあり。(※キャンピングカーとして架装される場合はキャンピングカーメーカーにより値段が異なります)

※写真は本国仕様のイメージ

■商品情報

フィアット
https://www.fiat-auto.co.jp/professional/ducato/
問チャオフィアット 0120-404-053

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