「2022年の大作ラッシュ」を乗り切ったゲーマーには「2023年の超大作ラッシュ」が待っている

 2022年1月の記事に書いたとおり、この年はゲーム好きにとってかなり盛り上がる年になっていた。

『ELDEN RING』/画像はSteamより

 フロム・ソフトウェアの『ELDEN RING』は1600万本を越えるヒット作になり、『The Game Awards 2022』において「Game of The Year」を受賞した。本作を楽しんだ読者もたくさんいることだろう。

 PlayStationでは『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』や『Horizon Forbidden West』といった人気作の続編が登場して支持を得たし、Xboxも相変わらずXbox Game Passが好調で、会員数は2500万を越えたと報道されている。

『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』/画像は任天堂公式サイトより

 Nintendo Switchは絶好調といえる状況だ。『スプラトゥーン3』や『ゼノブレイド3』など人気シリーズの最新作をリリースすることができたし、2022年は『Pokémon LEGENDS アルセウス』と『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』のポケモン最新作がふたつも発売された。売上もかなりのペースで、たびたびニュースになるほどだ。

 『オーバーウォッチ2』、『ベヨネッタ3』、『ソニックフロンティア』、『Ghostwire: Tokyo』といったさまざまなタイトルも華を添え、インディーゲームもかなり盛り上がったといえる。

『Stray』/画像はSteamより

 猫が主人公のアドベンチャーゲーム『Stray』は大きな話題を呼び、かわいい見た目なのにカルト教団を経営するゲーム『Cult of the Lamb』もSNSで人気になった。『Sifu』や『Neon White』といった骨太の傑作も出たうえ、大人気の『Vampire Survivors』も正式版とスマホ版がリリースされている。

 まさしく、2022年は遊びきれないほどたくさん魅力的なゲームが出た年になったといえるだろう。しかしながら、これでもまだ”完璧な一年”ではなかったのである。

延期した作品や2023年の大作がゲーム好きを待ち受ける

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』/画像は任天堂公式サイトより

 実は、”2022年に出る予定だったが延期された作品”がいくつも存在するのである。

 Nintendo Switchで大きな注目を集めている『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』も、2022年発売予定から2023年5月に延期している。もっとも、「ゼルダの伝説」シリーズの発売日が延期されるのは恒例だし、非常に期待の高い作品なので、クオリティを重視して先延ばしにするのは当然のことでもある。

『Starfield』/画像はSteamより

 Bethesda Game Studiosが手がける大規模RPG『Starfield』も延期している。このゲームもまた歴史に残る可能性があるうえ、そもそも銀河系を描く巨大すぎるゲームだ。2023年内に出なくてもおかしくないくらいだろう。

 2022年から2023年にずれこんだゲームは、このほかにもたくさんある。魔法の世界で戦いを繰り広げるアクションRPG『FORSPOKEN』、オープンワールドで仲間と協力して吸血鬼と戦う『Redfall』、そしてハリー・ポッターのオープンワールドRPG『ホグワーツ・レガシー』も、2023年になってから登場する予定だ。

『バイオハザード RE:4』/画像はSteamより

 当然ながら、2023年発売となった新たなゲームもいろいろと発表されている。『バイオハザード RE:4』は超人気作のリメイクということでかなり期待されているし、『ファイナルファンタジー16』も人気シリーズの新作であり、楽しみにしている人はたくさんいるだろう。

 対戦格闘ゲーム『ストリートファイター6』もあれば、三国志を題材にした剣戟アクションゲーム『Wo Long: Fallen Dynasty』も登場予定で、さらには『ピクミン4』も2023年に復活する予定だ。もはや、すでに十分なくらいラインナップが揃っているといえるだろう。

 注目度はあまり高くないかもしれないが、PlayStation VR2も2023年に発売予定で、さらにゲーム業界を盛り上げてくれるはず。PS5の日本国内流通も回復しつつあるようで、ようやく手に入れられるという人も出てくるだろう。

 Nintendo Switchも現在はわりと手に入れやすい環境になっているようで、2023年はゲーム機が手に入らずに泣く人は少ないはずだ。一方、ゲームソフトのラッシュはまだ続き、遊ぶ時間が足りなさすぎて泣くゲーマーは出てくるに違いない。

 「2022年はスゴい年になる」のは間違いなかったものの、その翌年である2023年もまた豊作の一年になりそうだ。“嬉しい悲鳴”が各所から聞こえてくるだろう。

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