「てゆーか、みるてんって何?」がTikTokでバズを生んだ≠ME。大躍進の1年を振り返る

 「≠ME(ノットイコールミー)」。プロデューサーである指原莉乃の「今までとは違う自分をみんなに経験してほしい」という想いを込めて名付けられたアイドルグループだ。

 1stミニアルバム『超特急 ≠ME行き』の収録曲である「てゆーか、みるてんって何?」が、2022年1月にTikTokで大ヒット。急きょグループ公式TikTokが開設され、『Tik Tok Awards 2022』では見事「TikTok流行語大賞2022」のチャレンジ部門に輝いた。

 楽曲名にもなっている「みるてん」はメンバー「本田珠由記」の愛称だ。突然の大ヒットからグループ公式TikTokを開設した際の経緯や、大きなバズを経験した感想、今後の目標などを本田ら「≠ME」のメンバー4名に聞いた。

ーー「TikTok流行語大賞2022」チャレンジ部門受賞おめでとうございます。今の心境を教えてください。

蟹沢萌子(以下、蟹沢):みなさんのお力によって受賞でき、感謝の気持ちでいっぱいです。2022年は「てゆーか、みるてんって何?」がTikTokによって多くの方々に知ってもらえて嬉しかったです。

冨田菜々風(以下、冨田):グループ1の愛されキャラであり、私たちの大好きな、みるてん(本田)がこんな風にたくさんの方に広まって、受賞もできて驚きました。

本田珠由記(以下、本田):「みる何?」(「てゆーか、みるてんって何?」)はキャッチーで私自身も好きな楽曲です。それをTikTokきっかけで知ってもらえて、なによりたくさんの方の投票で受賞もでき、感謝の気持ちでいっぱいです。

鈴木瞳美(以下、鈴木):こんなにも多くの方に楽曲が届くとは思っていませんでした。みるてんだからこそ作られた楽曲だし、たくさんの方に聞いてもらえたのかなと。TikTokで私たちを知ってくれた方も多くて、すごいことだなと改めて感じました。

ーー曲のバズがあってから、TikTokアカウントを開設されましたね。みなさん自身もここまで波及すると想定していなかったのでは?

蟹沢萌子

冨田:とてもびっくりしました!過去の曲も知ってもらえるいい機会になったと思います。いいタイミングで始められました。

蟹沢:ハッシュタグ「#自己てん紹介」をたくさん使って、楽曲を広められたのはよかったです。この曲が好きだなと感じる瞬間が増えました。

鈴木:「『#自己てん紹介』で好きになりました」という人は多いです。本当にみるてん、ありがとう(笑)。

本田:オンラインでファンの方とお話する「お話し会」というイベントがあるのですが、そこでTikTokでグループを知って、自分の推しメンを見つけたという声が多いんです。私がみなさんの推しと出会うきっかけになれたことが嬉しいです。

ーーこれについてプロデューサーの指原莉乃さんは何か言っていました?

鈴木:Twitterで呟いてくれていましたね。

本田:「TikTok流行語大賞2022」にも投票してくださっていました。

ーーこのバズによって変化を感じたことなどもあれば教えてください。

本田:「『本田さん』や『珠由記さん』と呼ばれるのが慣れなくて、びっくりしてしまう」と発信していたら、色々な方々が「みるてん」と呼んでくださることが圧倒的に増えました。

蟹沢:自分たちのMVのコメント欄を見るのが好きなのですが、数年前の楽曲に「『てゆーか、みるてんって何?』から知ったけど、≠MEいいね」というコメントがたくさんきていました。これもバズって広がったおかげですね。

鈴木瞳美

ーー2022年はみなさんにとってどんな年でした?

鈴木:数えきれないほど多くのことを経験できて、そして沢山の応援してくださる方々にも出会えた素敵な1年でした。存在を知ってもらえただけでなく、自分たちも成長できたはずなので、来年はもっともっと好きになってもらえるような年にしたいです。

冨田:今年はたくさん挑戦させていただいて、そこから得るものが多かったです。それを踏まえて2023年は攻めていく年にしたいです。

ーーでは来年はなにでバズりましょうか。

本田:来年は「≠ME」という存在でバズっていけたらと思っています。

鈴木・冨田・蟹沢:おおー! 頑張らなきゃだね。

本田:言っちゃった(笑)。メンバー全員を知っていただきたいです。

冨田菜々風(左)、「みるてん」こと本田珠由記(右)

ーー来年も授賞式でお会いできます?

4人:ぜひ! ますます頑張っていきます。

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